指導者デビューのイチロー氏 金言ばかり 惜しげもなく披露の高い技術論振り返る

[ 2020年12月4日 17:43 ]

<イチロー氏智弁和歌山指導>指導をするイチローさん。サングラスには話を聞く智弁和歌山の選手が映っていた(代表撮影)
Photo By 代表撮影

 昨年3月に現役を引退したイチロー氏(47=マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)が4日、甲子園で春1度、夏2度の優勝を誇る高校野球の強豪校・智弁和歌山で、選手指導を行った。指導は2日から始まり、3日目となったこの日で今回の指導は終了。今後については現状未定だ。

 濃密な3日間となった。初日となった2日は、イチロー氏からあえて声をかけず、選手を観察。いかに指導すべきか、じっくりと見極める日となった。2日目からは実際に指導を開始し、3日目となったこの日は走塁の技術指導。スタートの切り方、帰塁、心構え、など技術論、精神論を細かく伝えた。その際の金言を改めて振り返ってみた。

 【イチロー氏の指導】
 ★「右足の(曲げる)角度をキープしてスタートを切りたいけど難しい。キープしたままスタートを切る角度がそれぞれある。それを探していく」

 ★「なるべく動きはシンプルな方がいい。やらないといけないことが増えると野球は難しくなる」

 ★「盗塁の時に(相手投手が)左の時は、いちかばちかリスクを取らないといけない」

 ★「僕は(捕手からの送球が)1.2秒台だと難しい。1.3秒以上ないと成功しないスピード。(盗塁は)スタートで全部、決まります」

 ★「僕は50パーセントの確率では盗塁は絶対にしない。真っすぐのタイミングでセーフになるタイミングを測る。変化球でセーフになる(タイミングを測るような)ことはしない」

 ★「ギャンブルのスチールが僕くらい(のスピード)ではできない」

 ★「はっきり(投手の)癖が出て入ればいける。基本的には(癖は)ないものとして。醸し出す雰囲気で感じてほしい。それは隠せないので」

 ★「緊迫した時は全体を見る。筋肉が緊張するとパフォーマンスが下がる。それを避けたい。打撃でもリリースポイントだけを見ると緊張する。全体を見ようとする」

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「中田翔」特集記事

2020年12月4日のニュース