イチ指導の智弁和歌山 OBにメジャー挑戦表明の日本ハム・西川ら 高嶋前監督は甲子園最多68勝

[ 2020年12月4日 17:44 ]

智弁和歌山名誉監督・高嶋仁氏
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 昨年3月に現役を引退したイチロー氏(47=マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)が4日、甲子園で春1度、夏2度の優勝を誇る高校野球の強豪校・智弁和歌山で、選手指導を行った。指導は2日から始まり、3日目となったこの日で今回の指導は終了。今後については現状未定だ。

 イチロー氏が一昨年の秋、智弁和歌山の試合を観戦し、熱心な応援に感銘を受けたことから学校側と交流が始まった。昨年12月には草野球チーム「KOBE CHIBEN」を率い、智弁和歌山の教職員チーム「和歌山智弁」と、オリックス時代にプレーした神戸市のほっともっとフィールド神戸で対戦。「9番・投手」としてフル出場し、慣れない軟式球ながらも、投げては9回で16奪三振、打っても3安打するなど貫禄を見せた。

 智弁和歌山は1979年に創部され、80年に就任した高嶋仁監督の下、85年春に甲子園初出場。これまでに春夏合わせて38度出場し、94年春、97年夏、00年夏に全国優勝を果たしている。現在、名誉監督の高嶋仁前監督は、甲子園大会で監督歴代最多68勝を挙げている。

 主なOBには、中日・岡田俊哉投手(28)、日本ハム・西川遥輝外野手(28)、ロッテ・東妻勇輔投手(24)、弟でDeNA・東妻純平捕手(19)らがおり、18年8月から監督に就任した中谷仁氏も同校OBで、かつては阪神、楽天、巨人でプレーした。今秋のドラフト会議でも、広島4位で小林樹斗投手(17)、日本ハム4位で細川凌平内野手(18)が指名を受けている。

 くしくも西川は、ポスティングシステムを利用した大リーグ移籍を日本ハムから承認され、3日に申請したと発表されたばかり。米球団との交渉は米東部時間3日午前8時(日本時間同日午後10時)に解禁。21年1月2日の同午後5時(同3日午前7時)が期限となる。

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