トレード発表 阪神・飯田「良い機会だと考え」 オリックス・小林「新天地で新しい“良い姿”を」

[ 2020年8月29日 05:30 ]

阪神・飯田(右)とオリックス・小林
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 阪神、オリックスの両球団は28日、飯田優也投手(29)と小林慶祐投手(27)の交換トレード成立を発表した。投手陣編成上の両軍の思惑が一致。ともに29日に入団会見に臨む。

 小林はオリックス球団を通じ「今の僕があるのもバファローズのおかげ。みなさんの期待に応えることができなかったことが一番の心残りです」と悔しさもにじませながら「育ててくれたバファローズ、自分を必要としてくれたタイガースへの恩返しは活躍することしかないと思います。新天地で新しい“良い姿”を見せられるように頑張ります」と強い決意を込めた。16年ドラフト5位で日本生命から入団した本格派右腕で、4年目の今季を含めてすべて中継ぎで69試合に登板している。

 18年に松田遼馬とのトレードでソフトバンクから阪神入りした飯田は2度目の移籍。先発、中継ぎの両方で期待され、阪神球団を通じ「これを良い機会だと考え、オリックスで活躍できるように精一杯頑張ります」と心機一転を誓った。背番号は39に決まった。

 ◆飯田 優也(いいだ・ゆうや)1990年(平2)11月27日生まれ、兵庫県出身の29歳。神戸弘陵、東農大生産学部(現東農大北海道オホーツク)を経て、12年育成ドラフト3位でソフトバンク入団。14年5月に支配下登録され、11試合に先発。15年から救援に転向した。18年7月、松田遼馬とのトレードで阪神移籍。今季は1軍登板なし。1メートル87、92キロ。左投げ左打ち。

 ◆小林 慶祐(こばやし・けいすけ)1992年(平4)11月2日生まれ、千葉県出身の27歳。八千代松陰、東京情報大を経て、日本生命では15年の日本選手権で優勝に貢献。16年ドラフト5位でオリックス入団。1年目から救援で35試合に登板して2勝1敗1ホールド。今季は7試合で投げて勝敗なし。1メートル87、86キロ、右投げ右打ち。

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2020年8月29日のニュース