広島・森下 6勝目消えても初体験のサヨナラ勝利を満喫 「全部の試合が自信につながっていく」

[ 2020年8月29日 05:30 ]

セ・リーグ   広島4-3阪神 ( 2020年8月28日    マツダスタジアム )

<広・神(12)>力投する先発・森下(撮影・坂田 高浩)
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 記録のかかった白星は消えても、広島・森下には手応えが残っていた。

 「全部の試合が自信につながっていく」

 7回8奪三振、2失点の好投。123球を投じて、1点優勢のまま8回からはマウンドを譲った。9回にフランスアが同点に追いつかれて6勝目はお預け。「我慢して逆転されないようにと意識した。いつも通り試合をつくれたのはよかった」。球団新人では98年小林幹英以来22年ぶり4人目となる月間4勝も、15年前田健太、黒田博樹以来の阪神戦シーズン4勝が消えても、プロ初体験のサヨナラ勝ちを満喫した。

 最速153キロを計測し、打者18人の初球に直球を選択しなかったのは7度のみ。相手も速球を待ちながら、初球を前に飛ばした打者はゼロと押し続けた。5回梅野の適時二塁打、7回先頭の大山のソロ被弾は、いずれも真ん中付近への失投で「ボールにしないといけないところで甘く入った」と反省も持ち帰る。佐々岡監督は「粘り強く投げてくれたのは合格点」とねぎらった。(河合 洋介)

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