DeNA佐野 電光掲示板直撃特大弾!4年目で初の10号「ここ数年目標にしてきたもの」

[ 2020年8月29日 05:30 ]

セ・リーグ   DeNA6―2ヤクルト ( 2020年8月28日    横浜 )

<D・ヤ>試合後のグランドで素振りする佐野(撮影・島崎忠彦)
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 試合終了から40分後。照明の消えた横浜スタジアムの外野に、黙々と素振りを続けるDeNA・佐野の姿があった。手応え十分の節目の一発を放っても変わらないルーティン。主将として、4番として結果を残し続ける。一喜一憂はしない。

 2―1の7回。1死一、二塁から、明大同期・星の直球を振り抜いた。打球速度170キロでぐんぐんと伸び、電光掲示板を直撃。推定飛距離138メートルの特大弾で、プロ4年目で初の2桁10号に到達した。「2桁はここ数年目標にしてきたものなので、前半終了した時点で達成できたのはうれしく思っています」と控えめに喜んだ。

 26日から2試合連続無安打で「情けない打撃をしていた。自分の打席を見直して反省して、その失敗が次に生かされるように練習した」と話す。今季、3試合以上無安打が続いたことはない。その安定感は何よりの強みだ。この日は首位打者を争う村上の前で2安打を放ち、打率・335で上に立った。

 120試合という異例のシーズンはこの日で60試合を終えた。「貯金3とポジティブな形で前半戦を終えることができた」とうなずいたラミレス監督。巨人とは4・5ゲーム差。頼れる4番を中心に必死に追いかける。(町田 利衣)

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