慶大野球部が練習再開 自粛中は堀井監督が全部員140人とオンラインミーティング

[ 2020年6月8日 17:13 ]

記者の質問に答える慶大・堀井監督(撮影・木村 揚輔)
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 昨秋の東京六大学野球リーグを制した慶大が8日、横浜市の同大グラウンドで活動を再開した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で3月28日に国際武道大とオープン戦を行って以降は全体練習を自粛。約2カ月半ぶりにナインはノックや打撃練習で汗を流した。

 「野球ができる環境を与えていただいた。選手の体調を見たかったけど、ハツラツとした感じですね」。就任初年度から前例のない事態に見舞われた堀井哲也監督(58)もホッとした表情だ。

 空白の2カ月、新監督は総勢140人の部員とオンラインミーティングでコミュニケーションを深めた。「5月から週1回、全員と技術的なテーマを話し合ったんです。まず選手同士で議論した後、ボクが加わる。選手が考えるのが大事ですから」。第1回のテーマは「監督は絶対か?」。“議事録”も取るから遠慮しがち!?な意見ばかりと思いきや、そうでもなかった。

 チームを代表して瀬戸西純主将(4年=慶応)が言う。「やるのは選手ですから。監督ばかりが絶対だと劣勢の時、劇的な巻き返しとか出来ないんじゃないですか?」。確かに指導者は勝利を追求するが、筋書のないドラマを演出するのは選手たちだ。「甲子園常連校の選手ばかりいないチームだから、試合中でも考える力が必要だと思います。その僕らも下級生の考え方は参考になった」。第2回テーマは「過程と結果」第3回テーマは「負けない野球とは」だったが、機会があれば「Zoomミーティング」は続けていくという。

 目標はもちろんリーグ連覇だ。「天皇杯を獲りにいくという士気は高い。こういう環境だからと言い訳はできません」と堀井監督。同連盟は8月12日から1試合総当たり制のリーグ戦を模索しているが、同監督は「短期決戦だからこそチーム力が出ると思う。投手力がカギになるでしょう」と約2カ月後の決戦を見据えた。

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