星稜全体練習再開 林監督が3年生へエール「松井秀喜さんのように悔しさをバネに」

[ 2020年6月8日 20:00 ]

星稜・林監督
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 昨夏甲子園大会・準優勝の星稜(石川)が8日、金沢市内の同校グラウンドで全体練習を再開。林和成監督(44)は練習後のミーティングで星稜の、そして日本野球界の“レジェンド”の名を出し、3年生部員に今後の人生に向けてのエールを送った。

 練習の締めくくりに、どうしても伝えておきたいことがあった。

 「星稜の歴史上、最もすごい打者は松井秀喜さん。松井さんは甲子園で5連続敬遠をされ、悔しい思いを抱えたが、静かにバットを置いて甲子園を去った。そしてその思いをバネにして、あそこまでの打者になった」

 新型コロナウイルス感染拡大により、出場を決めていた春の選抜大会も、3年連続の出場を狙った夏の大会も中止となった。もちろん、敬遠とウイルスは違う。だが、自分ではどうしようもできないという部分では共通する。松井秀喜氏が5連続敬遠された92年夏の甲子園大会・明徳義塾戦(高知)。1学年下の林監督は松井氏と三遊間を組み、2番打者として出場している。姿を間近で見ていたからこそ「松井秀喜さんのように、悔しさをバネにして、大きく成長していって欲しい」と話す言葉に力を込めた。

 全体練習再開を前にした今月5日、監督は全ナインに向け、2点のレポート課題を出した。

 (1)3年生は1、2年生に向けて託す思い。1、2年生は3年生に対する思い

 (2)コロナウイルスによって、失ったものと得たもの

 今秋ドラフト候補の内山壮真捕手(3年)はミーティングで「最初はショックで全てを奪われたように感じた。だが私にできることは、思いを1、2年に託すこと。苦しい、悔しい思いが無駄でなかったと思えるくらい、甲子園で戦って欲しい。優勝を目指して頑張って欲しい」と発表した。指揮官の思いも受け、それぞれが新しい道に歩み出す。

 石川県高野連は中止となった全国高校野球選手権・石川大会の代替大会を開催する。監督は「甲子園につながる、つながらないは別として、星稜で学んだことを出し切らせてあげたい。勝敗があるので、もちろん優勝は目指しますが、悔いなく終わらせてあげたいというのが一番。みんなで有終の美を飾りたい」と大会に向けての意気込みを話した。

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