広島・長野 4月以来2度目のV打でマツダ初お立ち台「ちょっと遅くなって申し訳ない気持ち」

[ 2019年9月9日 05:30 ]

セ・リーグ   広島3-2阪神 ( 2019年9月8日    マツダ )

お立ち台でポーズを決める長野(左)とジョンソン(撮影・坂田 高浩)
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  広島・長野久義外野手(34)が8日の阪神戦で殊勲の先制打を放ち、今季4度目の4番起用に応えた。3回2死満塁から左前へ2点適時打。赤ヘル4番としては初打点で、決勝打は4月27日のヤクルト戦以来2度目になった。中4日で先発したクリス・ジョンソン投手(34)は6回無失点でチーム最多の11勝目。4位・阪神を3・5ゲーム差へ引き離し、2位・DeNAには1差へ迫った。

 ラストスパートは、長野抜きでは始まらない。3回2死無走者から連打と四球で満塁までつながった思いを4番として背負った。カウント2―2から岩貞のチェンジアップを振り抜き、三遊間を破る2点適時打。4月27日のヤクルト戦以来、今季2度目の決勝打になった。加入後初めて立った本拠地マツダスタジアムのお立ち台で、声を張り上げないのは長野らしかった。

 「ちょっと遅くなって申し訳ない気持ちしかないです。2アウトからつないでくれたので、松っちゃん(松山)につなごうと思って打席に入った結果、いいところに転がってくれました」

 殊勲打の直前、3回の守備では木浪の左翼線の飛球をスライディングして捕球する好捕も見せた。ジョンソンから「ヤングマン!」と称えられた流れを打席に持ち込んだように、やはり先発起用でこそ長野は生きる。

 約1カ月半の2軍暮らしを抜け出して8月23日に昇格即日で先発しながら、以降は7試合連続でベンチスタートだった。9月は一転して1日から7試合連続の先発で、打率・346(26打数9安打)、1本塁打、6打点。好調を示して定位置を奪い返した。正念場で状態を上げた“夏男”の要因は「いっぱい食べて、いっぱい寝ること」とシンプルだ。

 4番は4度目でも松山との併用では初。東出打撃コーチは「長野を5番にすると右が続いてしまうから。打順は他の選手との兼ね合いになるけど上位が固まったのは大きい」と“長野効果”を実感した。緒方監督も「“チョーさん”のタイムリーが非常に大きかった。ずっと中軸に入っていい打撃をしてくれている」と称えた。

 4位・阪神を3・5ゲーム差に引き離し、2位・DeNAには1差に迫った。残り11試合。長野のフル回転がクライマックス・シリーズ(CS)の地元開催につながっている。(河合 洋介)

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