西武の救世主・ニール 「アザース」のあいさつに表れる日本への思い

[ 2019年9月9日 08:15 ]

<オ・西22>お立ち台のニールはレフトスタンドのファンの声援に応える(撮影・井垣 忠夫)
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 ここまで9勝を挙げている西武の救世主・ニール。自身8連勝という安定感抜群な成績はもちろん、お立ち台で「アザース」と挨拶することでも話題となった。

 今季西武に入団し、開幕ローテーション入りし、来日初登板は白星で飾ったが、その後は苦しんだ。4度目の登板となった4月23日のロッテ戦で4回途中5失点と崩れ、2軍行きが告げられた。その後、約2カ月間の2軍での調整を経て、復帰戦となった6月20日の中日戦から自身8連勝中と、現在はチームで最も安定感がある右腕になった。

 その2カ月間の時を経て、変わったのは投球だけではなかった。それまでは、試合前の練習や、試合後などに選手や報道陣に「オツカレサマデス」「アリガトウゴザイマス」などの丁寧な日本語を使用していたが、復帰後は、日本人選手が使うような「(お疲れ様で)したー」「オツカレ」「アザース」と、挨拶するようになった。お立ち台でも「アザース」と挨拶し、ファンを笑顔にさせていた。また、報道陣などには「元気?」「大丈夫?」と積極的に話しかけ、通訳なしの会話も増えてきた。

 日本語を積極的に話す理由を聞くと、「日本で野球をしているし、これからも日本で野球がしたいから、日本人に英語を話してもらうよりも、自分が日本語を覚えて、喋りたい」と言う。2軍調整期間中に、若手選手と話す中で日本語を覚え、さらに「ロッカールームなどで選手たちが話す日本語を、自分も話したい」と、通訳に敬語ではない日本語を教えてもらったという。

 また、外国人選手はあまり使用しないというグローブを入れる袋も使用するなど、日本に馴染もうとしている姿勢が見て取れる。

 次戦は11日の首位との直接対決での先発予定だが、「1、2位を争っている不安や勝たなければいけないという気持ちはない」と、あくまで平常心。ニールの好投と、お立ち台での「アザース」が楽しみだ。(記者コラム・武本 万里絵)

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