巨人・若林プロ1号!スイッチ教えてくれた元大洋・憲一さんに並んだ「父子7組目弾」

[ 2019年6月8日 05:30 ]

交流戦   巨人4-3ロッテ ( 2019年6月7日    東京D )

お立ち台で笑顔を見せるマシソン(左)と若林(撮影・森沢裕)
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 巨人の若林晃弘内野手(25)が7日のロッテ戦の2点を追う4回に右翼席へプロ1号となる同点2ランを放った。大洋(現DeNA)でプレーした父・憲一さん(66)も本塁打を放っており、プロ野球史上7組目の父子弾となった。前日の楽天戦で今季初スタメンでプロ初打点を記録した2年目の若武者の一発から4―3で逆転勝ち。2位に浮上し、首位・広島とのゲーム差を2・5に縮めた。

 無我夢中だった。2点を追う4回2死一塁。左打席に入った若林は、二木の投じた139キロ内角直球にバットを振り抜いた。右翼ポール際への打球の行方を確認し、右拳を力強くつくった。

 「いい感触で打球が上がってくれたので、入ってくれと願ってました。無心だったのであまり覚えていないですけど、うまく打ててよかった。一本出てホッとしている」。通算23試合、26打席目のプロ1号で、試合を振り出しに戻し、逆転への流れをつくった。

 野球を始めるきっかけは元大洋の外野手である父・憲一さん。幼少期に「コンパクトに振る」ことを教え込まれた。「常に低い打球を打つ、コンパクトに振る」と説かれた。「そこは今、生きている」と若林。この日もコンパクトに振り、内角の直球をさばいた。

 元々右打者だった若林に左打席での打撃を教え、スイッチヒッターに育てたのもまた、父だった。その左打席で達成した史上7組目となる父子での本塁打。観戦する両親と姉の前で偉業を達成し「ここまで打てるように基礎から教えてくれた。帰ってから(改めて)しっかり報告したい」と感謝した。

 前日には、今季初スタメンでプロ初打点となる先制打を含むマルチ安打。抜てきに応える2夜連続の大活躍に、原監督は「2試合続けて殊勲者ですよね。見事でした」と称えた。チームでは若手だが、社会人卒2年目の25歳。厳しさも知る。

 「ここで駄目だったらもう終わりだな、というくらいの覚悟で臨んでいる。常に一球一球大事にしようとやってきた」。これに満足することなく、まだまだ結果を出し続ける。(岡村 幸治)

 ○…若林(巨)がプロ初本塁打。父の憲一も77年に大洋で本塁打を1本記録しており、史上7組目の父子本塁打に。うち、巨人でプロ1号を放って、親子本塁打を達成したのは、この日の若林が初めてだ。父子合計での最多本塁打は野村親子の661本。ちなみに大リーグ最多はボンズ父子(ボビー、バリー)の通算1094本。

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