オリックス主将・福田が1軍昇格即V打 力投の榊原に「何とか勝ちをつけてあげたいと…」

[ 2019年6月6日 22:05 ]

交流戦   オリックス3―2DeNA ( 2019年6月6日    京セラD )

<オ・D>ファンとハイタッチをするオリックス・福田 (撮影・後藤 大輝)
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 帰ってきた主将がオリックスを約1カ月ぶりのカード勝ち越しへと導いた。5月27日に打撃不振で2軍降格していた福田が、この日1軍昇格して即スタメンに名を連ねると、4回に勝ち越しの適時二塁打を放つなど2安打2得点1打点の活躍。西村監督も「いい働きをしてくれた」と称えた主将の奮闘で、チームは交流戦勝ち越しスタートを切った。

 3回、DeNA先発・東の変化球を捉えて右前打とし、続く吉田正の左翼フェンス直撃の適時二塁打で先制のホームイン。直後に同点とされるも、その裏に1死二塁の好機で「何とか次に回そうという気持ちで」打席に立つと、東の直球を捉えて右翼線へ運び、粘投を続ける榊原に勝ち越し点をプレゼントした。その榊原は交代間際の7回にソトの打球を右手に受けてヒーローインタビューは不在となったが、福田は「気持ちが伝わってきたので何とか勝ちをつけてあげたいなと…よかったです」と20歳の力投をねぎらった。

 「この日に照準を絞ってファームでやっていたので、いい形でチームに貢献できてよかった」と納得の表情を見せた福田。「僕の一番の仕事はホームベースを踏むことだと思っているので、何とか塁に出て、これからもホームベースをたくさん踏んでいきたい」と交流戦での巻き返しを誓っていた。

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