巨人、課題の中継ぎ陣が8回大荒れ 吉川光4球で降板 宮本投手コーチ「正直残念」

[ 2019年6月6日 05:30 ]

交流戦   巨人2―4楽天 ( 2019年6月5日    楽天生命パーク )

8回1死一、二塁、渡辺佳に四球を与えマウンド降りる吉川光(撮影・森沢裕)
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 巨人は中継ぎ陣が8回に3連続を含む4四死球と自滅。同点に追いついた直後に2つの押し出しで2点を勝ち越され、連勝が3で止まった。原監督が「ウオーミングアップを見て1球も入っていなかった。本来ではないと信じたい」と言及したのが吉川光だった。

 今季先発から中継ぎに転向し「勝利の方程式」の一角として期待された左腕は1死一、二塁から登板。4月25日に出場選手登録を抹消され、2軍再調整を経て前日再昇格したばかりだった。初球はスライダーでボール。3球連続で直球を投げ込んだがストライクを奪えずに四球で満塁とし、4球で降板した。「1球もゾーンに投げることができなかったので言えることはないです」と肩を落とした。

 直後に2年目右腕の鍬原が初球に押し出し死球。さらに四球で2点目を与えた。宮本投手総合コーチは吉川光に「後輩が背中を見ている。正直残念」と厳しく、鍬原にも「(緊迫した場面で抑えないと)プロの世界では飯を食っていけない」と言った。中継ぎ陣はリーグ5位の防御率3.84で課題となっている。 (神田 佑)

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2019年6月6日のニュース