NTT西日本 5年連続30回目の都市対抗出場 浜崎が3安打完封、9回に中井が決勝2ランスクイズ

[ 2019年6月6日 18:17 ]

第90回都市対抗野球大会近畿地区第2次予選 第3代表決定トーナメント 決勝   NTT西日本2―0パナソニック ( 2019年6月6日    大阪シティ信金スタジアム )

<日本新薬・NTT西日本>9回、決勝の2ランスクイズを決め一塁ベース上で喜ぶNTT西日本・中井諒
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 NTT西日本が5年連続30回目の都市対抗本大会出場を決めた。先発の浜崎が3安打完封勝利。0―0の9回1死満塁で「9番・遊撃」の中井諒内野手が2ランスクイズを決め、これが決勝点となった。

 カウント1―2と追い込まれてから、スクイズのサインが出ても動じなかった。「気持ちだけで決めてやると思っていた。必死でやっただけ」。3日の第2代表決定トーナメント準決勝のパナソニック戦でスクイズを失敗。試合終了後、コーチにボールを投げてもらってバント練習に励んだ。その成果が出たことに「準備はできていた。食らいつこうと思っただけ」と相手の意表を突き、一塁手と投手の間に絶妙に転がした。

 青森山田高では阪神・木浪、中日・京田の2学年下。同じ内野手で、高校時代は京田からよく練習に誘ってもらい一緒にノックを受けていた。「攻守交代も、一塁を駆け抜けるときもどんなときも全力疾走。京田さんを目指してやってきた」と目標にしてきた。木浪の守備のステップの仕方や強さ、スローイングの正確さも生きた教材として目で盗んだ。「やるからには上(プロ)で、と思ってやっています」。憧れの2人の先輩の背中を追う22歳のルーキーが、東京ドームでも躍動する。

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2019年6月6日のニュース