ソフトB・グラシアル先制弾&猛打賞4打点 12球団唯一の交流戦開幕3連勝 中日は今季最悪5連敗…

[ 2019年6月6日 20:58 ]

交流戦   ソフトバンク6-4中日 ( 2019年6月6日    ヤフオクD )

8回2死二、三塁、勝ち越し適時打を放ったグラシアルはベンチを指さす(撮影・岡田 丈靖)
Photo By スポニチ

 ソフトバンクが中日に6―4で勝利し、交流戦12球団唯一の3連勝スタートを切った。

 前日まで2試合連続4本塁打以上を記録しているソフトバンク打線がこの日も“キューバアベック弾”で鮮やかなアーチを描いた。初回、3番・グラシアルの3試合連続本塁打となる12号2ランで2点を先制。3回にはデスパイネの2試合連続本塁打となる17号ソロで3―0と突き放した。

 4回に中日クリーンアップの3連続安打で2点を失い、5回には中日1番・阿部の適時打で同点に追いつかれたが、3―3の6回、この回からマウンドに上がった中日2番手・谷元の3四球でチャンスが舞い込んだ。先頭の松田宣が左前二塁打で出塁し中村の犠打で1死三塁とすると、7番・内川、代打の明石、代打・福田が四球を選び、押し出しで1点を返した。なおも1死満塁のチャンスが続くも、中日3番手の岡田に真砂、今宮が連続三振に倒れ好機を生かしきれなかった。

 7回にも1死満塁のチャンスを作ったが、内川が併殺に倒れ得点ならず。直後に中日・武山に今季1号を許し再び同点とされた。

 だが、頼れる助っ人がまたもチームを救った。4-4の8回2死から、1番・真砂、2番・今宮が連続安打で出塁し、重盗に成功。2死二、三塁の場面でグラシアルが中前適時打を放った。真砂に続き帰還した今宮が一度はアウトの判定も、工藤監督のリクエストで判定が覆り2点を勝ち越した。グラシアルは今季5度目の猛打賞で4打点と大車輪の活躍を見せた。

 投げては先発・大竹が昨年に並ぶ自己最多の今季3勝目。8回100球を投げ4失点も、5つの三振を奪う粘りの投球を見せた。

 中日は再三同点に追いついたが、あと一歩及ばなかった。交流戦3連敗スタートとなり、今季ワーストの5連敗。4回に3番・大島、4番・高橋、5番・ビシエドの連続安打で2点を返し、5回には1番・阿部の左前適時打で同点に迫った。3-4の8回には途中出場の武山が今季初安打となる1号ソロを放ち4-4の同点にするも、直後の大島があわや本塁打という大飛球を放ちホームを目指したが、際どい判定でタッチアウトに。流れを引き寄せることができず、交流戦3連敗で今季ワーストの5連敗を喫した。

続きを表示

2019年6月6日のニュース