阪神 浜地 元中日の川上憲伸氏を“直撃取材”未来のエースへの糧に「めったにない機会でしたし」

[ 2019年2月6日 05:30 ]

川上憲伸氏(左)からカットボールを教わる浜地(撮影・大森 寛明)
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 「憲伸カット」の極意を学んだ。阪神の浜地真澄投手(20)が5日、テレビ番組の収録で宜野座球場を訪れた元中日の川上憲伸氏(43=野球評論家)をブルペンで“直撃取材”。伝家の宝刀と言われたカットボールの握り方や練習法を聞き出し、未来のエースへの糧とした。

 “今しかない――”。全く面識のない球界の大先輩に、浜地は勇気を出して歩み寄った。1番の狙いは、川上氏の代名詞だったあの魔球。矢野監督の援護射撃もあり、収穫たっぷりの“直撃取材”となった。

 「川上さんがいらっしゃったので、めったにない機会でしたし、聞きたいこともあったので聞きに行きました。カットボールを得意にされていましたし、僕もYouTubeでよく見ていたので、どうやって投げているのかなとかですね」

 1軍未登板ながら宜野座組に抜てきされた期待の右腕。実は新人だった一昨年、初めて投球を見た金本前監督に「川上憲伸みたい」と評された。本人も、「記事か何かで見た気がします」と記憶。一つの理想像ともなるのが日米通算125勝右腕だった。どの球種も決め球になると言われた川上氏の最強のウイニングショットが“憲伸カット”。その極意を聞き出すべく、おくせずに質問攻めした。

 「決め球にも、外から入れる時にも使われたり。いろんな使い方をされていて、勉強になる。“曲げる意識だとダメ”と。“真っすぐのような気持ちで”と言われました」

 2軍監督時代からの秘蔵っ子の姿勢に、矢野監督も目尻を下げた。「頭の中にはあったのよ。浜地に、憲伸が来てくれたらカットボールをとね」と明かし、続けて「ちょうど浜地がいいなと思っていたら、俺より先に浜地が聞いていた。アイツはボーッとしてそうでしっかりしている」とニンマリ。途中から2人の会話に加わって熱弁を振るい「真っすぐの質的にはウチでも間違いなく上位。そこに変化球が絶対に必要になっていて、去年から取り組んでいる中で一番いい感じになりつつあるのがカット系だった」と、まさに渡りに船の出会いを喜んだ。

 この日は本格的な投球練習はしなかった浜地は、午後からブルペンで川上氏の金言を確認しながらカットボールを試投。「キャッチボールからの練習法も聞けたので、どんどん試していきたい」と目を輝かせた。川上氏が98年の新人王なら、浜地もまだ有資格者。宝刀を身につけられれば可能性は十分にある。金の卵が殻を破るきっかけをつかんだ。(山添 晴治)

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