輝星 甲子園投法50球「3月前には“ゼッコーチョー”って言えるように」

[ 2019年2月6日 05:30 ]

日本ハム・春季キャンプ ( 2019年2月5日 )

ブルペンで投げる吉田輝(右は柿木)(撮影・西海健太郎)
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 パチンと音が響くと、最速152キロを誇る右腕に力はこもった。日本ハムのドラフト1位・吉田輝(金足農)が、沖縄・国頭村の2軍キャンプで2度目のブルペン投球を行った。その直前だった。

 「調子が悪くて、へこんでいたけど、パワーで追い払ってくれる熱気をもらった。勇気づけられました」

 視察に訪れた中畑清氏から、左頬を軽く叩いてもらった。幼少時代から巨人ファンで、現役時代の映像を何度も見ていた。DeNAの監督時代も「チームを引っ張っている姿が格好よかった」と、憧れの存在から闘魂を注入され、気合を目いっぱい詰め込んでブルペンに向かった。

 「甲子園投法」が雨の沖縄でよみがえった。昨夏、金足農を全国準Vに導いたフォームだ。捕手を座らせ、おなか付近にグラブを置いてからのノーワインドアップで直球37球、カーブ10球、スライダー3球。プロ入り後最多となる50球を投じた。

 新人合同自主トレからブルペンに6度入った。「体の軸やバランスを意識して」と計225球中、3球以外は全てセットポジションからだった。その調整法を変更。「(ノーワインドアップは)勢いがある分、地面の力も使いやすくて、体重移動ができるので」と力強さを求めた。

 「軸足に力を伝えられたけど、左足を上げてから着くまでの間に、良くない部分がある」。遠投では思い通りに投げられただけに、満足はしない。中畑氏からも「あの遠投を(ブルペンの)傾斜で、できるようにならないと」と言葉をもらい、「感じていることが、間違っていないと分かったことが収穫です」と胸に刻んだ。

 中畑氏の代名詞「絶好調」を意識するように、「キャンプが終わる3月前には、“ゼッコーチョー”って言えるようになりたい」と宣言。大きな注目を集める中で、悩みながら一歩ずつ歩みを進める。 (武田 勇美)

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