雄星 5日に米初ブルペン「いよいよ始まる」

[ 2019年2月6日 05:30 ]

キャンプ施設でキャッチボールする菊池(撮影・会津 智海)
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 西武からマリナーズに移籍した菊池雄星投手(27)が4日(日本時間5日)、アリゾナ州ピオリアの球団施設で自主トレを開始した。3日にキャンプ地入りした左腕は、メジャー1年目のキャンプに向けて着々と準備。5日(同6日)には早速ブルペンで投球練習を行う予定で、12日(同13日)のバッテリー組初日に備える。

 何もかもが新鮮だった。紺の長袖シャツ、エメラルドグリーンの短パン。マリナーズのウエア姿でキャンプ地での初練習を行った菊池は「素晴らしい環境で野球ができる喜びを感じている。いよいよ始まるという気持ち。シアトルのマークをつけながらやるので、身が引き締まる思い」と、初々しく話した。故郷の東北地方をかたどったマークの入った新グラブも披露した。

 前日に日本から空路10時間以上をかけて移動。「ちょっとまだ時差ぼけ。体もちょっと飛行機(移動)でガチガチ。でも、日本で順調に調整をできていましたので」。時折笑顔を見せながら、最長50メートルのキャッチボール、ランニングなどのメニューをこなした。

 雨が少ないアリゾナには珍しく小雨に見舞われたが、キャッチボールではカーブを交えてメジャー公式球の感触を確かめた。「雨ということもありますけど、乾燥(による影響)は感じなかった。こっちのマウンドはより硬いと思うので早くアジャストしていきたい」。石垣島などでの自主トレでは既に5回、ブルペン入り。5日にキャンプ地初の投球練習を予定している。

 「僕は(元々)何百球も投げる方ではなかった。30、40球でコンスタントに2日に1回くらいで日本のキャンプでは(ブルペンに)入っていた」。花巻東時代からメジャーに憧れていた左腕は、米国流の調整法に不安はない。「日本でやってきたものをベースとしながら、うまく環境にアジャストできるように」と、気負いなく自然体でステップを重ねていく。

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