阪神・岩貞、メジャー式マウンド味方に「硬い方が力を伝えるのは簡単」

[ 2019年1月31日 05:30 ]

ブルペンで投げ込む岩貞(撮影・坂田 高浩)
Photo By スポニチ

 阪神・岩貞が今季から甲子園球場で採用されるメジャー式の硬質マウンドを味方に実戦でアピールしていくことを宣言した。

 「思っていたより粘土質というか。対応していくしかないので、ピッチング以外でも、自主的な時間があればやっていきたいです」

 変更に対応済みの宜野座のブルペンでスパイクで足元をならして土の硬さを確認し、変化球も交えて33球を力強く投じた。独特の粘質に戸惑わなかった理由がある。同様のマウンドは昨年11月の日米野球で経験済み。第6戦ではナ・リーグ新人王のアクーニャ(ブレーブス)を空振り三振に仕留めるなど中継ぎで2試合計4イニング無失点とメジャーの強打者相手に力を発揮した。

 「その時も対応というか、つかんだこともある。ヒントになってくると思う。地面の反発という部分では硬い方がうまく着地すれば力を伝えるのは簡単」

 地に足つけば、大きな“戦力”となることを断言した。「キャンプが始まれば、いつ投げるとか言われると思う。言われたところに合わせて、飛ばしすぎず気をつけてやっていく」。残り3枠と目される開幕ローテ争いへ早期の実戦登板も見据える。新マウンドは背番号17の追い風になりそうだ。(遠藤 礼)

続きを表示

2019年1月31日のニュース