高野連、世論に配慮?高知商部長の処分保留 部員が有料ダンスイベント出演

[ 2019年1月31日 05:30 ]

 日本高野連は30日、大阪市内で審議小委員会を開き、昨年12月にダンス同好会の有料発表会に野球部員を出演させた高知商野球部長に対する処分を保留した。日本学生野球協会審査室には上申せず、18人の委員全員が出席する2月13日の全体審議委員会で再度、議論することを決定した。

 高知商の部員は500円の入場料を取った発表会にユニホーム姿で出演。昨夏の甲子園大会出場時にダンス同好会に応援を受けたお返しで、引退した約10人の3年生が踊るなどした。日本高野連は「日本学生野球憲章が禁じる部員の商業的利用に当たる」とし、部員を引率し、ダンス同好会の顧問を兼ねる野球部長の謹慎処分が相当として上申を決めていた。

 日本高野連の竹中雅彦事務局長は高知商の件の後、複数の高校から同様の報告、問い合わせがあったと明かし「びっくりした」と話す。「いろいろな意見もいただいた。今の段階での上申は時期尚早と判断した。どういう場合に野球憲章に違反するのかを含め、もう一度議論しようと決めた」と経緯を語った。

 この件ではツイッターで商業的利用との見解を疑問視する投稿が見られた。スポーツ庁の鈴木大地長官は「もう少し寛容になってもいい」、高知県の尾崎正直知事は「形式的には商業的に見えるが、今回は友情出演の側面が強い。寛容な処分をお願いしたい」と発言した。日本サッカー協会元会長の川淵三郎氏は「高野連は旧態依然たる体質を変えないと。野球以外の活動に自由に参加できるということをなんでやらないのか」と批判していた。

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