雄星 来週にもLA面談 代理人ボラス氏「ほぼ全球団が興味」

[ 2018年12月14日 06:30 ]

報道陣の取材に応じる代理人のボラス氏
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 西武からポスティングシステムを利用して大リーグ移籍を目指す菊池雄星投手(27)の代理人を務めるスコット・ボラス氏(66)が12日(日本時間13日)、取材に対応。今月下旬に希望する全球団とロサンゼルスで本人も同席した面談を行うと表明した。過去には田中(ヤンキース)、大谷(エンゼルス)も行った形式で、早ければ来週からスタート。面談に10球団以上が参加する可能性もある。

 報道陣200人超、テレビカメラ10台。ボラス氏は豪華なカジノホテルの巨大クリスマスツリーの前で「お立ち台」に上がった。何事かと振り返る一般客には目もくれず、報道陣に熱弁を振るった。

 「全てのレベルの球団が興味を持っている。メジャーのほぼ全球団。ドラマチックなレベルで興味を示している」。そう言って、人気を集める3つの理由を示した。

 まずはコストパフォーマンスの良さで「彼だけが市場にいる27歳の左の先発投手。(FA選手と異なり)ドラフトの指名権を失うことなく譲渡金を払うだけで契約できる」。身体検査の結果も良好だといい「他の日本投手と比較して彼は18、19歳の頃に多く投げていない。肩や肘が消耗していない」とした。最後に付加価値。「各球団は日本のスター選手がもたらす経済効果をとても喜んでいる」と強く訴えた。

 価値の高さを強調した上で、今後のスケジュールを公表した。今月下旬にロサンゼルスで、獲得を希望する球団と面談を行う。ヤンキース入りした楽天・田中が14年1月、エンゼルス入りした大谷が昨年12月に実施したのと同じ形だ。ただ、当初から巨額契約が予想されていた田中、プレゼン文書による書類選考を事前に行った大谷とは異なり「全球団OK」。両者よりも多い10球団以上が詰めかける可能性は十分ある。

 ペットボトルのミネラルウオーター1本を手に1時間以上も力説した代理人歴36年のエネルギッシュな66歳。「我々の休暇は1日だけ。後は24時間、週7日働く。12月下旬は菊池に特化して交渉を進める。うちには130人のスタッフがいる」と総動員態勢で臨む。その上で、「正しい評価があればすぐに交渉は終わる。(交渉期限の)1月2日(日本時間同3日)を待たずに契約を終える自信はある」と言い切った。菊池は数日中に渡米する見込み。争奪戦はいよいよヤマ場を迎える。

 ☆田中と大谷のLA面談

 ★田中将大(楽天→ヤンキース)14年1月8、9日に面談。詳細は明らかにされていないが、ヤンキース以外にドジャース、カブス、ホワイトソックス、ダイヤモンドバックス、マリナーズ、アストロズと合計7球団が参加したとみられる。ヤ軍はランディ・レバイン球団社長、ジョー・ジラルディ監督(当時)のほか、元日本ハム監督で育成担当特別補佐のトレイ・ヒルマン氏(同)らが同席。PRビデオにはOBの松井秀喜氏が登場しチームの魅力を語りかけた。ア軍はサイ・ヤング賞7度のOBロジャー・クレメンス氏が同席したという。

 ★大谷翔平(日本ハム→エンゼルス)17年12月4、5日、プレゼン文書の選考を通過したエンゼルス、カブス、ドジャース、パドレス、ジャイアンツ、レンジャーズ、マリナーズの7球団が参加。エ軍はプホルスを一塁中心に起用する二刀流実現プランを示すとともに、東海岸で結婚式を控えて同席できなかったトラウトがテレビ電話で加わり、大谷のハートを揺さぶった。知将ジョー・マドン監督が率いるカブスは、左翼起用のオプションを提示。ド軍はエース左腕カーショー、ジ軍は正捕手ポージーが同席し、入団へ熱く語りかけたが実らなかった。

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