大谷がお手本 出てこい二刀流「自分が進んできた道が例になる」

[ 2018年12月14日 05:30 ]

「2018毎日スポーツ人賞」グランプリを受賞した大谷は副賞として巨大なホンマグロを贈られ笑顔(撮影・篠原岳夫)
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 「2018毎日スポーツ人賞」(スポーツニッポン新聞社共催)の表彰式が13日、東京ドームホテルで行われ、ア・リーグ新人王のエンゼルスの大谷翔平投手(24)がグランプリに輝いた。10月にじん帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受けた右肘の順調な回復をアピールし、将来的に二刀流プレーヤーが増加することを歓迎。再来年の二刀流完全復活を見据えた。

 このオフ、初の表彰式。グレーのスーツに茶色のスエード靴で爽やかに決めた大谷は壇上で無数のフラッシュを浴びた。メジャーでも二刀流に挑戦し、日米の野球ファンに夢を与えたことが最大級の評価を受けた。

 「このような賞を頂いて本当にうれしい。僕にとって“挑戦”の一年だと思っていた。最初から最後までそういう気持ちで頑張れたのが良かった。また来年もそういう気持ちで頑張りたい」

 10月にトミー・ジョン手術を受けた右肘の回復具合は良好だ。授賞式前にも練習を行い「トレーニング系のリハビリも始まってきている」と強度が徐々に上がりつつある。年明けに渡米予定で、来年2月中ごろのキャンプに向けては「確実にバットは振れていたい。ティーバッティングは軽く打ち始めているか、そこに入れば十分」と見通しを語った。

 ブラッド・オースマス新監督は12日(日本時間13日)、ウインターミーティングの会場で今季の大谷の活躍を振り返り「これからもっと二刀流選手が出てくるのを見ることになる。一時的な流行だと呼びたくない。10代の若い選手へのインパクトは大きい」と言った。その言葉を聞いた大谷も、もちろん歓迎した。「自分が進んできた道だとか、取り組んできた練習だったりとかは多少なりとも参考というか、例にはなる。(選手や球界に)プラスになることはあると思う」。今後、二刀流を目指していく選手に道を示すべく、パイオニアとしての自覚と責任が芽生えている。

 開幕前は投打で不振だったが、ビリー・エプラーGMらから「いろいろなものに対する自信は疑ってほしくない」と会うたびに言われ「救われる部分はあった」という。二刀流の成功は周囲の支えがあってということも十分に分かっている。

 花巻東(岩手)時代の大谷は、1枚のシートの中央に目標を書き、そのために必要なことをより具体的に細分化して記した。「言いにくいけど、(今は)やっていないんで…。頭の中で常に考えていきたい」と苦笑いしたが、現在の目標は「世界一の選手」になることだ。打者に専念する来季、そして再来年の二刀流復活へ向けて、もう走りだしている。 (柳原 直之)

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