広輔 4連覇へ引っ張る 4000万円増!1億8000万円

[ 2018年12月14日 05:30 ]

契約を更改し会見する田中(撮影・長嶋 久樹)
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 広島・田中広輔内野手(29)が13日、広島市南区の球団事務所で来季の契約更改交渉に臨み、4000万円増の推定年俸1億8000万円でサインした。フルイニング出場を568試合に伸ばし、攻守でリーグ3連覇に貢献した今季。4連覇を目指す来季も1番打者にこだわる意向を示し、チームリーダーとしての自覚を強くにじませた。

 満足感が伝わる会見だった。田中は「ご想像にお任せします」と金額は明かさなかったが、3連覇への貢献度が4000万円増の年俸に反映され、「うれしい。満足できる成績ではなかったけど、しっかり評価して頂いた」と喜んだ。

 遊撃手として成長を遂げた1年だった。補殺はリーグトップの449を数え、失策数も昨季16個から7個と大幅に改善。結果「絶対に獲りたい」と言い続けたゴールデングラブ賞を初受賞し、二遊間コンビを組む菊池とともに表彰された。

 休まず試合に出続ける価値も評価された。15年4月1日から続くフルイニング出場。歴代7位の通算568試合に伸ばし、阪神・鳥谷が持つ遊撃手の記録667試合は、順調なら来季に超える。「意識しながらやりたい」と前を見据えた。

 4連覇を目指す来季は主軸の丸が居ない。「敵になったけど、戦友だし、お互いに頑張りたい」。さらに今季序盤に丸が故障離脱した時の例を挙げ、「当時もみんなでカバーした。そこはカープの強み」と強調。戦力面の穴は全員でカバーする意気込みを示した。

 自覚がにじむ言葉も口を突いて出た。「丸が抜けなくても、チームを引っ張っていかないといけない立場」と明言。「リーダー」という表現を初めて用いながら、助言を含めて若手に積極的に声を掛け、背中でけん引する決意を新たにした。

 名誉挽回への気持ちも強い。「打率(・262)が悪かった」今季。定位置の1番を外れて下位に回った経験を踏まえ、切り込み隊長へのこだわりを改めてにじませる。

 「3連覇の1番(打者)という思いでやってきた。そこはこだわりたい。あぐらをかいてはいられない。いい選手が多いので、競争を勝ち抜きたい」

 強じんな心身を持つ円熟の29歳。「1番・ショート」として来季もフル参戦し、チームをリーグ4連覇と悲願の日本一へ導く。(江尾 卓也)

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