梨田監督、オコエに“クギ”「FA権取るまでダメジャー」

[ 2015年10月24日 05:30 ]

梨田監督と「なっしージャンプ」を披露するオコエ

 ポスティングはダメジャー?楽天・梨田昌孝監督(62)が23日、都内の関東第一を訪れ、前日のドラフト会議で1位指名したオコエ瑠偉外野手(18)に指名あいさつを行った。指揮官は得意のダジャレを交えながら、潜在能力の高さをべた褒め。早くも来年の春季キャンプ1軍スタートを内定した。その上で将来的なメジャー挑戦を夢に持つ18歳に、日本球界に残るように熱望した。

 緊張で固まるオコエを得意のダジャレで和ませた。指名あいさつの冒頭、指揮官は柔和な表情で18歳に語りかけた。

 「甲子園でも(U―18)日本代表でも見ました。能力の高さはプロでもすぐに通用するものを持っている。“るい”に出られるように。出“るい”が多くなるように期待しています」

 文字通り「あいさつ代わり」に名前の「瑠偉」と「塁」をかけると、これだけで終わらなかった。約20分のあいさつを終え、報道陣の前に姿を現した時だった。オコエの将来的なメジャー挑戦希望について質問が及ぶと、きっぱりと答えた。

 「メジャーはまず“ユメ(夢)ジャー”でいい。けど、FA権を取るまでは“ダメジャー”だね。FA権を取っても、説得して引き留めるよ」

 将来の球団を背負って立つ逸材だけに、そう簡単に手放すつもりはない。「明るいし、楽天のキャプテンになれる」と言い、「球界の宝」として、メジャーへの流出に「待った」の“お声”をかけたのだ。

 オコエは前夜の会見で「FA取得までにはメジャーに行きたい」とポスティングシステムによる大リーグ移籍を希望。海外FA権を取得するには9年の出場登録日数が必要で、メジャー挑戦は早くても24年のオフ。1年でも早く、という思いからだが、梨田監督はそれをやんわりと制した。

 オコエ自身も今の実力では無理だと分かっている。「メジャーは今のところダメジャーなので、あくまで夢です。自分自身、レベルアップを図ることが大事」と指揮官の「ダメジャー」の言葉を引用して、当面は夢を封印する考えだ。梨田監督は「たぶん、そうなる」と春季キャンプでの1軍スタートを示唆。まずは楽天で結果を残すことが、夢への「一歩目じゃー」となる。 (徳原 麗奈)

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