先制弾のソフトB松田 4番不在でチーム団結「内川さん見てますか!」

[ 2015年10月24日 22:13 ]

<ソ・ヤ>ヒーローインタビューに向かう松田(右)とグータッチをする工藤監督

SMBC日本シリーズ2015第1戦 ソフトバンク4―2ヤクルト

(10月24日 ヤフオクD)
 15安打4点の快勝。ソフトバンクは左肋骨骨折で欠場した4番・内川の不在を感じさせない戦いぶりだった。打線に火を付けたのは5番・松田。0―0の4回、石川から3度目の日本シリーズでは自身初本塁打となる左中間への先制ソロを放った。ここから打線は6連打で3点を先制。試合の流れを決定づけた。

 お立ち台で松田は「先制点が大事だと思っていた。シンカーだったんですけど納得いくいいバッティングができました。1戦目に打てて自信になりました」と振り返った。

 日本シリーズ初戦を前に衝撃が走った。レギュラーシーズン不動の4番、CSファイナルSでも3戦連続V打で無敗での突破に貢献した内川の不在。松田は「僕(の一打)が勢いをつけというのは冗談というか、うれしいですけど、内川さんが1年間、4番としてキャプテンとしてやってこられた中、試合前にね“きょう、試合に出れない”とみんなの前で言ってくれた。いる選手で日本一になりたいという気持ちがついた。これでひとつになった。内川さん、見てますか!」と声を張り上げ、欠場した主将に感謝した。

 CSファイナルS第1戦の守備で負傷した内川は全治3週間の診断。日本シリーズ出場は厳しい状況だが「初戦取れたんで、みんなで一生懸命、全力であしたも連勝したいと思います」と気合を込めた。

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