イチロー「いずれ誰かが超えると…」試合増で日本人最多更新想定

[ 2015年10月1日 06:33 ]

<オ・西>プロ野球最多記録に並ぶ214安打で出塁後、渡辺の適時打で生還しナインに祝福される西武・秋山
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 マーリンズのイチロー外野手(41)は、日本選手ではこれまで誰も届くことがなかったシーズン210安打の記録が、塗り替えられたことについて言及。プロ野球のシーズン試合数が増えたことで記録は抜かれるだろうと思っていたとし、イチロー旋風が巻き起こった当時を振り返った。

 イチローは「いずれ誰かが超えるだろうと思っていました」と静かに切り出した。210安打した94年は130試合制。その後、試合数は段階的に増えて今季は143試合。試合数が増えたことで抜かれることはすでに想定していたという。

 94年は1軍に定着して1年目。この年から登録名を、本名の鈴木一朗ではなく「イチロー」に変更した。まだ20歳で「楽しいだけの野球でした」と回想した。周囲が安打数に目を向ける前の5月に、200安打を目標に定めた。「まだ年俸800万円の選手でしたから。全く責任はなかった」と重圧とは無縁だった。100安打には60試合目で到達。「それをシーズンで2回やって残り10試合を1試合1本ずつというペースが210。通常なら考えられないが、あの年だからできたと思っている。レギュラーを獲って3年目では多分できなかった」

 9月11日の近鉄戦で1試合4二塁打し、藤村富美男(阪神)のシーズン最多安打記録191安打に44年ぶりに並んだ。同20日のロッテ戦でも4安打し初めて200安打を突破。最終的に210安打をマークしイチローが注目されたことでこの年から最多安打が連盟表彰タイトルとされた。

 その年から7年連続で首位打者となり、安打製造機として世界の頂点まで駆け抜けた。「何年かプロでレギュラーをやっていると(野球が)難しくなってくる。難しさだけが感触として残っていく。それがメンタルをむしばむというか、そういうことを体験する」と経験を積んでいくことでの難しさを口にした。

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