張本氏 214安打の秋山にあっぱれ!特筆すべきは「右膝の柔軟性」

[ 2015年10月1日 06:54 ]

<オ・西>西武・秋山のファーム

パ・リーグ 西武16-5オリックス

(9月30日 京セラD)
 西武・秋山が、シーズン214安打のプロ野球記録に到達した。日本人初の快挙を、通算3085安打の本紙評論家・張本勲氏(74)も絶賛。歴代の大打者を引き合いに出して「レオの安打製造機」に“あっぱれ”をおくった。

 イチローの記録を超えるどころか、5安打で一気に日本記録に並んだ。残り1試合。秋山にはぜひ、歴史に名を刻んでもらいたい。

 秋山の素晴らしさは、ステップした右足が着いた時の膝の柔軟性にある。ステップ幅もそれほど大きくとらず、膝に余裕がある。だから、どんな球種にも対応できる。

 足を上げたスーパースターといえば、青バットの大下弘さん、王さん、イチローぐらいだろう。足を上げると緩急に対して、どこでタイミングを取るかが難しくなる。絶対にしてはならないのは上下動で目線がブレること。ただ、秋山にはそれがない。なおかつ、右足を着地した時のワンクッションがあって、ボールを待てる。技術力は歴代のスター選手と比べても申し分ない。

 昨年まではかかとに体重が残っていたが、今年はしっかり足の裏で踏み込めているし、バットを寝かせる形も自分で試行錯誤を探しながら、自分にしっくりくる形を見つけたと聞く。研究して、考え抜いて、自らの体に合った打ち方を身に付けた過程も評価したい。

 秋山は、ソフトバンクの柳田、ヤクルトの山田とともに、私が楽しみにプレーを見ている一人である。3人とも野球界の常識を打ち破るだけの特長を持った選手たちだ。子供たちに「こういう形で打ちたい」と夢も与えてくれる。

 これだけ高い次元の成績を残せる選手。今年1年で終わるのではなく、2年、3年と続けてもらいたい。十二分にその可能性を秘めている。(スポニチ本紙評論家)

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2015年10月1日のニュース