貧打重症…阪神 OP戦とはいえ12球団唯一勝ち星なし

[ 2014年3月10日 06:10 ]

<神・巨>3回1死、三直に倒れてベンチに戻る西岡(中央左)。鳥谷(同右)も3タコと、主力の貧打に和田監督(右から3人目)も頭が痛い

オープン戦 阪神2―3巨人

(3月9日 甲子園)
 今春初の伝統の一戦。甲子園球場内にも、熱気がみなぎる。特に今年は永遠のライバルである巨人が、開幕カードの相手でもある。オープン戦とはいえ、ここで機先を制しておきたいところ。だが…。この日も阪神打線は湿りがちだった。

 「粘りみたいなものは出てきているが、もう少し主力の状態を上げていかないと、点数も入ってこない。しっかりと良い形で、状態を上げるようにやっていきます」

 試合後の和田監督の表情は、やはりさえない。それも、そのはずだ。巨人投手陣の前に、わずか5安打2得点。しかも先発・内海以外にマウンドに上がった相手投手は、いずれも一線級ではなかった。にもかかわらず、打てなかった。

 初回に片岡の野選と悪送球が重なるミスで1点を先制。だが、その後が続かない。2回から4回までは内海にパーフェクトに封じられ、5、6回も2番手・江柄子の前に1人の走者を出すことすらできなかった。この日は好調を維持していた新井兄弟が、身内の体調不良によって欠場したとはいえ、それでも…だ。

 8回にようやく梅野の三塁打で1点を還すも、なおも無死三塁の好機で上本、柴田、大和の後続があえなく凡退。指揮官も「ああいうケースで還せない。キャンプの練習試合から、ずっと続いている。最初に(打席に)立った上本が何とかしないといけないケース」と首をかしげるしかない。

 さらに指揮官が「もう少し状態を上げていかないと」と警鐘を鳴らす主力陣の調子も、いまひとつだ。この日、3の0に終わった西岡はオープン戦打率・200、同じく福留は打率・143と、ともに低空飛行が続く。鳥谷に至っては、この日の3打数を含めてオープン戦16打数ノーヒット。実績があるとはいえ、一抹の不安は残る。

 貧打が響き、これでオープン戦は1分け6敗。6連敗は09年の8連敗以来だが、「初戦から6連敗」となると、実に50年の2リーグ制以降のワースト記録を更新する体たらくだ。開幕まで残り20日を切った。ウオーミングアップは、そろそろ終わりにしたいところだ。

 ≪唯一オープン戦未勝利≫広島がこの日初勝利したため、唯一オープン戦未勝利の阪神が単独最下位になった。開幕から7試合で2桁安打がなく、チーム打率も12球団唯一の1割台(・190)と低迷している。00年以降で阪神のオープン戦チーム打率1割台は、00年(・199)と12年(・198)の2度。両年ともシーズンでも貧打に苦しみ、00年は6位、12年は5位に終わっている。

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「野村克也」特集記事

2014年3月10日のニュース