オリ鉄平「やっぱり3割」 09年首位打者の輝きもう一度 

[ 2014年3月10日 09:35 ]

「やっぱり3割」と高い打率目標を追い掛ける鉄平

 宮古島キャンプ中、オリックス・鉄平の練習メニューは一貫していた。「ポイントは打撃。元のように戻したい。若い子に負けないようにアピールしないといけない立場なので」。ランチ特打で打ち込み、その後も室内練習場に移って打撃マシンと向き合った。09年には打率・327で首位打者を獲得。すべては、あの時の輝きを取り戻すために――。

 2月の紅白戦や練習試合では、4試合連続で打点を挙げるなど、15打数6安打の打率・400と復活の兆しを見せた。それでも鉄平は首を縦には振らなかった。「2割4分、5分では話にならない。やっぱり3割」。追い掛ける目標が高いのは知っている。だからこそ、納得するまでバットを振る日々が続いた。

 求道者のような姿に、刺激を受けた選手も多い。今季に復活を懸ける11年最多安打の坂口は「同じ左で外野手だし、自分には素晴らしいお手本。勉強にもなるし、刺激にもなる」と打ち明ける。森脇監督も鉄平の加入を「いい競争が生まれる」と歓迎。指揮官の構想では「いろんな打順に当てはまる」と、1~7番で全て適応できると判断し、日替わり打線のキーマンにも考えている。

 昨季、楽天は球団初の日本一に輝いたが、鉄平は7月以降、2軍暮らしだった。新天地で用意された背番号0に「再出発するには、ピッタリの番号」と感謝した。2度目の移籍をチャンスと考え、野球人生の岐路で冷静に自分を見つめている。7日の巨人戦(京セラドーム)で左太腿裏の張りを訴えたが、開幕に支障はない。復活に懸ける思いは、誰にも負けない。

 ◆鉄平(本名・土谷 鉄平=つちや・てっぺい)1982年(昭57)12月27日、大分県生まれの31歳。津久見から00年ドラフト5位で中日に入団。05年オフに金銭トレードで楽天に移籍し、09年には首位打者を獲得。13年オフに後藤とのトレードでオリックス移籍。1メートル78、78キロ。右投げ左打ち。

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