オリ松葉 ローテ争い残った 地元で高校時代の無念晴らす好投

[ 2014年3月10日 05:30 ]

<オ・日>松葉は地元・姫路で先発し力投を見せる

オープン戦 オリックス2―3日本ハム

(3月9日 姫路)
 大河ドラマの主人公・黒田官兵衛フィーバーにわく生まれ故郷の姫路で、オリックス・松葉が力強く踏ん張った。改修の終わった姫路球場のこけら落としの一戦には1万83人が集まり、地元の注目と期待を背に先発でマウンドへ。

 初回1死二塁から小谷野に中前適時打を浴び、わずか8球で1点を奪われたが、最少失点に抑えてここから立ち直った。

 2回は自らの失策で走者を背負ったがピンチを広げず、3回には2安打を浴びながらも無失点。「2回以降は自分の投球ができた」と4回まで何とか追加点は与えなかった。4回4安打1失点の好投。「どうしても開幕ローテに入りたいので、生き残りをかけたマウンドだった」と自らの立場を冷静に見つめ、「戦国ローテ争い」の枠にしっかりと残った。

 前回、2日のロッテ戦は変化球の制球に苦しみ3回5失点だっただけに、今回乱調となれば立場は微妙だった。森脇監督は「マウンドに上がるまでのルーティンを変えていた。何度も同じことをしていては、いかんからね」と納得顔。これまで多投してこなかったツーシームを駆使するなど、試行錯誤で臨んだ背水登板で結果を残した。

 姫路にあるのは、決していい思い出ばかりではない。東洋大姫路時代に左肘痛で一時、投手を断念。プロは遠い存在だった。「高校時代は野手だったのでマウンドに立つことはなかったが、新しくなった姫路球場のマウンドに初めに立てたのはうれしい」。喜びもつかの間、故郷で復活ののろしを上げた左腕は、次なる目標を見つめる。「課題の立ち上がりとフィールディングミスがあると今後は厳しい」。開幕キップを手にするため、優しい目つきは、まるで戦国武将の鋭さに変わっていた。

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