阪神、屈辱のオープン戦7連敗!巨人ドラ1に逆転満塁弾浴びる

[ 2014年3月10日 16:21 ]

<巨・神>いまだ勝ちのない阪神はベンチも重い雰囲気

オープン戦 巨人7―6阪神

(3月10日 伊勢)
 12球団で唯一オープン戦勝ち星のない阪神がまた負けた。開幕カードでもある巨人との伝統の一戦に6―7で敗れ、オープン戦とはいえ、ついに7連敗という屈辱の事態となった。

 三重県伊勢市の伊勢市倉田山公園野球場で65年ぶりに行われた巨人との伝統の一戦。阪神は初回、2死一、二塁から新井良の右前打で先制した。だが、その裏にあっさり逆転を許すと、3回に同点に追いつくも4回には再び勝ち越されるという苦しい展開が続いた。

 だが、2―3で迎えた6回。阪神に一瞬の光明が差した。無死走者なしから緒方の内野安打を足場に2死二、三塁とし、大和の右前2点適時打で逆転。続く2死一、二塁から代打・俊介の中前打で1点を加えると、今成の左前打でさらに1点とこの回一挙4点を奪い、6―3と3点リードを奪った。

 だが、8試合目にしてようやくオープン戦初勝利!と喜びかけたトラ党の思いは無残にも打ち砕かれた。8回、5番手・山本が先頭の大田に四球を与えると、藤村、橋本に連打を許して無死満塁。ここで打席に入った巨人のドラフト1位ルーキーで捕手の小林に左翼へ運ばれた。飛球はスタンドを越える場外弾となり、逆転の満塁アーチ。土壇場で巨人に逆転された阪神はまたもオープン戦初勝利を逃すこととなった。

 この試合は、巨人全選手はOBの故沢村栄治氏の背番号で永久欠番の「14」をつけ、阪神はOBの故西村幸生氏の背番号「19」を全選手がつけてプレー。両氏はともに三重県伊勢市出身で、同野球場での伝統の一戦は1949年に行われた両氏の追悼試合以来65年ぶりという記念の一戦だった。

続きを表示

この記事のフォト

2014年3月10日のニュース