“いじられ役”島内がサヨナラ打!星野監督地元で大仕事

[ 2013年3月8日 06:00 ]

<楽・西>9回1死満塁、楽天・島内は逆転サヨナラ打を放つ

オープン戦 楽天2-1西武

(3月7日 倉敷)
 楽天・島内宏明外野手(23)が、西武戦の9回1死満塁から2点適時打を放ち、チームをサヨナラ勝利に導いた。明大の先輩である星野仙一監督(66)の地元・岡山県倉敷市で開催されたオープン戦での殊勲打。日頃から何かと指揮官の「いじられ役」になっている俊足好打の2年目が、派手な活躍で開幕スタメン入りへ猛アピールした。

 零敗目前から覆した。1点を追う9回1死満塁。島内のバットが西武の新守護神・サファテの139キロ直球を捉えた。「今までチャンスで打てなかった。還してやろうという気持ちが強かった」。打球は左中間を破るサヨナラ二塁打。ベンチの星野監督もニンマリしながら後輩の歓喜の姿を見守った。

 8回までスコアボードに0が並んだ。オープン戦とはいえ「勝負事は勝たないといけない」が指揮官の口癖だ。相手は同一リーグのライバル。しかも故郷・倉敷での試合。指揮官は「打たなかったら張り倒そうと思った」と冗談で振り返った。

 島内は常に指揮官のいじられ役だ。3打席凡退した5日のロッテ戦(ほっと神戸)後には「おまえは初球ばっかり打ちやがって。早く(大阪の)梅田に遊びに行きたいんだろ」と怒鳴られたが、これも期待の裏返し。ここまでオープン戦7試合中6試合に出場。外野の定位置を奪うチャンスはある。

 ドラフト6位で入団した昨季は代走を中心に起用されたがミスも目立ち1、2軍の往復を繰り返した。課題は打撃。軸足に早く体重が乗る癖を矯正するため、毎試合後に田代打撃コーチが付ききりでロングティーを行っている。この日、島内には協賛スポンサーから「金一封」が出たが、星野監督は「田代さんに持って行け」と感謝の気持ちを植え付けた。

 ジョーンズが左翼を守る場合は、右翼を牧田らと争うことになる。島内は「リーグ戦同様の緊張感が持てた。原点に返ったような気がする」と言った。倉敷は秋季キャンプで鍛えられた場所。いじられ役を返上し、大先輩の期待に応える。

 ◆島内 宏明(しまうち・ひろあき)1990年(平2)2月2日、石川県生まれの23歳。星稜では主将を務め、3年夏に甲子園出場。明大では野村(広島)とともに4年秋のリーグ制覇、明治神宮大会優勝に貢献。11年ドラフト6位で楽天入団。昨季は新人で唯一、開幕1軍入りし、8月には楽天史上初となるプロ初打席で適時打を記録。1メートル80、76キロ。左投げ左打ち。

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