「被災地校」最後のトリデが…東陵、準々決勝で涙

[ 2011年7月24日 06:00 ]

宮城大会準々決勝 東陵0―6利府

(7月23日 Kスタ宮城)
 東陵が4強目前で利府に零敗した。東日本大震災の津波で大きな被害を受けた気仙沼市にある同校だが、震災当日、野球部は埼玉への遠征の途中だった。約10時間かけて地元へ引き返すと、街は火の海となっていた。

 自らにできるのは甲子園に出て街を元気づけること、と活動してきた同校OBの千葉亮輔監督は「今年ほど勝ちたいと思った年はなかった」と悔しがった。宮城県高野連が指定した沿岸部にある「被災地校」はこれで14校全てが敗退。今野主将も「勝って気仙沼を活気づけたかった」と肩を落とした。

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2011年7月24日のニュース