成瀬 12Kで連続完封!対オリ戦10連勝だ

[ 2011年4月27日 06:00 ]

<ロ・オ>2試合連続完封のロッテ・成瀬(右)は里崎と笑顔でハイタッチ

パ・リーグ ロッテ6-0オリックス

(4月26日 QVC)
 白星を積み重ね、ついにオリックス戦10連勝。12奪三振で2試合連続の完封勝利を飾ったロッテ・成瀬は、左手でグラブを何度も叩いた。135球の熱投。お立ち台では気持ち良さそうに大歓声を浴びた。

 「今年(オリックス戦が)一発目だったので。悪いイメージをつけられて良かった。粘っていれば点を取ってくれると思っていた」

 直球は最速138キロ。本調子でない分、変化球を低めに集めた。圧巻は6回だ。下山、後藤をチェンジアップ、T―岡田をスライダーで3者連続空振り三振。走りの悪い直球に見切りをつけ、相手中軸を低めの変化球で手玉に取った。それも決して高めには浮かない。この日投じた81球の変化球のうち、ベルトから下へは76球。14の空振りを奪った。オリックス・正田打撃コーチも「ストライクからボールになる球。そこの見極め。ストライクゾーンを上げるとか(対策も)やっていたが…」とお手上げた。

 投げながら、感覚を大事にする。それがエースたるゆえんだ。変化球、特にスライダーが有効と判断すれば、すぐさま配球を切り替える。左打者への外角に逃げるボールに加え「右打者の外のスライダーでカウントを稼げたし、勝負できた」。最大9メートルの風も味方に、外角からストライクゾーンに入ってくる「外スラ」を自在に操った。石貫チーフスコアラーは「試合前にデータを求めて動き回るタイプではない。当日の集中力が凄い」。加えて今季3試合25イニングで与四球はわずかに1つと安定。成瀬は「ここ2試合で、状態が良くない中の投球が分かった」と手応えを口にした。

 無敵のオリックスキラーは「6連戦の初戦なので(2戦目の)唐川にいいバトンを渡せて良かった」。ロッテの絶対エースは、どこまでも頼もしい。

 ≪2試合連続完封は球団タイ記録≫成瀬(ロ)が12奪三振、無四死球で19日西武戦に続く完封勝利。2試合連続完封は球団タイ記録で、成瀬は通算9度目で初めて。2桁奪三振で無四死球完封は、09年9月25日オリックス戦に続き2度目となった。これでオリックス戦は09年8月29日から10試合で10連勝。通算22試合で15勝3敗(5完封)、防御率1・67と相性抜群だ。20日西武戦では唐川も完封勝利。ロッテが4月までに継投なしの3完封は05年3月27日楽天戦の渡辺俊、4月1日ソフトバンク戦の清水、同24日楽天戦の久保以来6年ぶりとなった。

 ▼オリックス・岡田監督 (打者が振っているのは)ほとんどがボール球。ボール球は(バットに)当たらん。打席の中で辛抱して、我慢して見極めなしようがない。

 ▼オリックス・T―岡田(1安打も3三振) 風が強くなってきてから変化球が多くなってきた。コントロールも良かった。スライダーが曲がっていた。

 ▼オリックス・北川(1安打1三振) コントロールが良かった。変化球でストライクを取られ、投手有利のカウントになってしまった…。

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