福留 メジャー初の5の5!5戦連続マルチだ

[ 2011年4月27日 06:00 ]

<カブス・ロッキーズ>6回、中前打を放つカブス・福留孝介

ナ・リーグ カブス3―5ロッキーズ

(4月25日 シカゴ)
 カブスの福留孝介外野手(34)が25日(日本時間26日)、本拠地シカゴでのロッキーズ戦に1番・右翼で出場し、5打数5安打。1試合5安打はメジャーでは自身初。19日に長女が生まれて以降、23日に代打で四球のみに終わった試合を挟み、5試合連続マルチ安打となった。今月上旬に左太腿裏痛で故障者リスト入りしていたため、規定打席には「11」足りないが、打率は驚異の・478。このまま好調を持続すれば、5月早々にも打率トップで顔を出す可能性が出てきた。
【試合結果】

 初対戦のロジャーズも全く苦にしなかった。初回、フルカウントまでじっくり見極め、6球目の外角速球を逆らわずに左前へ。連続試合安打を8に伸ばすと、2回は一、二塁間をゴロで抜き、4回は再び左前、6回は投手の足元を抜いた打球が中前に達した。8回にも3番手のベタンコートから左前に流し打った。

 メジャー4年目で初の1試合5安打。「詰まり気味なのや、投手の足元への打球が抜けていったり、ツキがあるから5本も打てるってこと。試合に勝っていればうれしいけれど」。試合に敗れたこともあり、本人は至って冷静だが、運だけではこれだけヒットは続かない。5試合連続マルチ安打で、打率を・415から・487に上げた。

 好調の要因はどこにあるのか。ここまで22安打しているが、長打は二塁打1本のみ。本塁打を捨て、コンパクトなスイングを心掛けている。この日は霧雨まじりの強い風が右翼から左翼へと吹いていた。強引に引っ張るのではなく、5安打中、3本は左翼に運んだ。

 メンタル面の充実も大きい。カブスの外野陣は層が厚く、どんなに好調でも左投手が先発の時は原則スタメンを外れる。しかし、当日まで先発かベンチか分からなかったルー・ピネラ前監督とは違い、今季から率いるマイク・クワーディ監督は前日に「あすは休みだから」と事前に通達してくれるという。そのため、心のゆとりが生まれ、先発落ちの日は球場に早く来て打ち込みを行うなどの準備ができている。また19日に第2子の長女が誕生したことも、モチベーションを高めている。

 1番打者なので1試合5打席と仮定すれば、5月1日(日本時間2日)のダイヤモンドバックス戦で規定打席に達する。目下、ナ・リーグの打率トップはケンプ(ドジャース)の・396。福留が好調をキープすれば、トップに躍り出る可能性が高い。日本時間の26日は34歳の誕生日。「時差はあるけど、自分へのいいプレゼントになったと思う」。日本で首位打者を2度獲得した男が、メジャー4年目で最高の輝きを放っている。

 ≪監督 福留の活躍に上機嫌≫カブスのクワーディ監督も福留の活躍に目を細めた。毎年、春先は好調で4月の通算月間打率は・347だけに「今後は彼のロッカーには毎月、4月のカレンダーを飾っておこうと思う」と冗談も飛び出した。26日(日本時間27日)のロッキーズの先発は左腕デラロサ。これまでの方針なら福留は先発落ちとなるが、この日の5安打で指揮官がどんな決断を下すか注目だ。

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