菅野 リーグ記録53回連続無失点も…痛恨サヨナラ負け

[ 2011年4月27日 06:00 ]

<東海大・日体大>首都リーグ最多連続無失点記録を更新した東海大の菅野

首都大学野球第3週 東海大0―1日体大

(4月26日 サーティーフォー相模原球場)
 3回戦1試合が行われ、今秋ドラフトで巨人が1位指名を表明するなど注目の東海大・菅野智之投手(4年)が日体大戦(相模原)で首都大学リーグ記録となる53回連続無失点を達成した。試合は9回無死一、三塁から味方の失策が出て54イニングぶりに失点し、0―1でサヨナラ負け。自身の連勝も18でストップしたが、新記録樹立であらためて実力を証明した。

 54イニングぶりの失点は、重い重い1点となった。無死一、三塁から遊ゴロで三塁走者を挟殺プレーに誘い出したが、三塁手の坂口が落球。ホームのベースカバーに入っていた菅野ががっくりしゃがみ込む横をサヨナラの走者が生還した。

 「勝つことができなくて非常に残念。連続無失点は特に意識はしなかったけど、長いイニングを抑えられたのは今後の自信にしたい。試合に負けたのは自分が弱いということ」。試合後は気丈に前を向いたが、目は赤く腫れていた。

 4回までゼロを並べ、あと3回2/3に迫っていた94年の日体大・山内泰幸(現広島投手コーチ)のリーグ記録(48回2/3)をあっさりと更新。この日の最速151キロの直球と切れのあるスライダーを軸に8回まで毎回の12奪三振で53回まで連続無失点記録を伸ばしたが、最後に落とし穴が待っていた。2回戦を落とした悪い流れを変えるため、「チームに流れを持ってくるためにやった」と三振を取るたびに普段は出さないガッツポーズを連発。そんなエースの力投に打線が応えられず、06年秋以来、42カードぶりに勝ち点も落とした。

 第3週を終えて勝ち点1。日体大が勝ち点2となったため自力優勝が消え、全日本大学選手権出場(6月7日開幕)にも黄信号がともった。「このままじゃ日本一と言ってられないし、出たとしても日本一になれない。これを機に強くなりたい」。巻き返しを誓う菅野が、逆転優勝を信じて再び白星を積み重ねていく。

 【主な連続無失点記録】

 ☆東京六大学 88年春~秋の慶大・志村亮の53回。88年春から秋にかけての5試合連続完封も同連盟の記録。

 ☆東都 76年秋の東洋大・松沼雅之の56回2/3が最多。同年9月7日の日大戦の5回から同10月12日の駒大戦の8回まで。

 ☆甲子園 春は65年の平松政次(岡山・岡山東商)の39回。夏は39年の嶋清一(和歌山・海草中)と、48年の福島一雄(福岡・小倉)の45回。

 ☆プロ野球 58年に金田正一(国鉄)が記録した64回1/3。パ・リーグでは59年に杉浦忠(南海)がマークした54回2/3が最多。

 ☆大リーグ 88年にドジャースのオーレル・ハーシュハイザーがマークした59回。同氏は「ミスターゼロ」の異名を持つ。

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