能見 まさかの6失点で連勝12でストップ

[ 2011年4月27日 06:00 ]

<広・神>7回裏1死、小窪の打球が不運な二塁打となり、マウンドで腰を折る能見

セ・リーグ 阪神4-6広島

(4月26日 マツダ)
 これもエースの宿命か。味方の拙守が絡んだ逆転負けにも、阪神・能見は感情を押し殺して淡々と言葉をつないだ。09年9月25日の中日戦から続いていた連勝が12でストップ。585日ぶりに黒星を味わった試合後は言い訳をいっさいせず、責任を一身に背負った。

 「(7回は)いっぱいいっぱいでした。(広瀬の逆転3ランは)失投じゃなく、ボール球。力がないだけです」

 1点のリードを守りきれなかった。7回1死から小窪の二塁打、梵の三塁打で同点。なおも1死一、三塁から、広瀬には左中間へ逆転3ランを食らった。城島の要求通り高めを狙ったが、結果はまさかの被弾。マウンド上で、白球の行方をぼう然と見送った。

 「あそこは何とかね。(7回を)切り抜けてほしかった」

 真弓監督のコメントにも、能見に寄せる全幅の信頼が表れていた。ベンチはトリプルKを投入せず、7回も続投を選択。能見の置かれている立場、6連戦の初戦ということを考えれば、いわば当然のタクトでもあった。もちろん、左腕も意気に感じていたに違いない。だからこそ「悔恨」の2文字が胸中を支配した。

 「(序盤から)悪かったですね。何とか最少失点にと思ってました」

 珍しくコントロールに苦しんだ。3回に3四球を与えるなど、7回途中降板までに5四死球。05年のプロ入り以来、自己ワーストとなる数字だった。不運も重なる。3回2死一、三塁では、東出の何でもないゴロを二塁手・平野が一塁へ悪送球して失点。7回の小窪、梵の連打も、右翼手・マートンの堅守があれば全く違う局面になっていただろう。

 「結果がすべてです」

 最後はそう言い残して、帰りのバスへと乗り込んでいった。03年の井川を超え、球団史上3位タイとなる13連勝の快挙は逃したが、同時に数字の呪縛からも解放された。次回登板は5月3日の巨人戦が最有力。宿敵を相手に再スタートを切る。

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