黒田、開幕2連勝…残念!あと1人で完封逃す

[ 2011年4月11日 06:00 ]

<パドレス・ドジャース>7回裏1死満塁のピンチを併殺で乗り切りガッツポーズする黒田

ナ・リーグ ドジャース4―0パドレス

(4月9日 サンディエゴ)
 ドジャースの黒田博樹投手(36)が9日(日本時間10日)、パドレス戦に先発し、8回2/3を6安打無失点と好投し、開幕2連勝。9回2死から連打を浴びて降板、野茂英雄(当時ドジャース)の34歳8カ月を上回る大リーグでの日本人投手最年長完封こそ逃したが、メジャー通算30勝。新球カーブを巧みに織り交ぜたベテランならではの投球術が光った。
【試合結果】

 球数は既に8回で100球に達していた。それでも、黒田は志願して9回のマウンドへ向かった。2死無走者から連打を浴び一、二塁としたところで、ドン・マッティングリー監督がベンチを立った。

 「最後はヘロヘロ。(9回も)いかせてもらったので、意気に感じて何とか3人で終わらせたかったけど…。ただ、いい感じでシーズンに入れた。次につながると思う」

 あとアウト一つでの無念の降板。最後は守護神ブロクストンが満塁から三ゴロを打たせ、捕球しようとした三塁手と二塁走者が交錯。守備妨害というまさかの幕切れ。自身の開幕2連勝、そしてチームを「1日2勝」に導き、黒田はベンチで静かに白い歯をこぼした。

 完封への欲以上に、チームを思う気持ちが36歳を突き動かした。前夜の試合が9回途中降雨サスペンデッドとなり、この日にまず同戦の続きを行うという変則ダブルヘッダー。午後5時半から再開した前夜の続きは延長11回に競り勝ったが、7投手をつぎ込んでいた。それだけに「一人でいければチームが助かる。でも結果、ブロクストンに1日に2度も投げさせてしまって、申し訳ない」と頭を下げた。

 自分の先発試合がいつ始まるか分からない状況で、結局開始は予定より30分遅れ。「体を温め直したり、難しさは当然あった」。軸の速球系が90マイル(約145キロ)前後と走らない。その中で、光ったのが今季から取り組む新球カーブだった。過去対戦打率・400と苦手の4番ホープには見せ球として幻惑し三振を奪うなど、緩急を生かし球数を減らし、6回までは65球、1安打に抑えた。

 惜しくも自身3年ぶり、大リーグでの日本人投手最年長完封は逃した。「もうこんなチャンスはないかな」と悔しがったが、この分なら、また近いうちにチャンスが訪れそうだ。

 ▽黒田の投球数 この日は117球で降板。メジャー最多は08年4月20日のブレーブス戦で118球だった。次いで10年に115球が2試合。08年7月7日ブレーブス戦完封ではわずか97球だった。

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