偶然ではない逆転劇…斎藤の投球テンポが援護呼ぶ

[ 2011年4月11日 10:00 ]

<ヤ・日>7回を投げコーチ兼任の中嶋からアドバイスを受ける斎藤

イースタンリーグ 日本ハム7―5ヤクルト

(4月10日 戸田)
 【栗山英樹の目】1軍の投手が2軍相手に失点を重ねるケースは多い。相手のデータがほとんどないため、苦手なコースを徹底して突くような攻め方をしないのも理由の一つ。それは配球と制球、巧みな投球術で打ち取るタイプの斎藤にまさに当てはまる。

 気になったのは試合の入り方、回の入り方。失点した初回や5回は先頭を簡単に出しており、もう少し慎重さがほしい。先頭を打ち取れば2、4、7回の3者凡退のように自分のペースに引き込める。それと内角をもっと厳しく攻めるべき。打者がのけぞったり、両足を引いてよけるような球を見せないから踏み込まれてしまう。大学までと違い、内角はファウルを打たせるかボール球にする気持ちで臨まないと打ち取れない。シーズンに入れば自分でも気づくと思う。

 それでも斎藤らしさは出ていた。もっとボロボロになってもおかしくない試合で勝利投手となったのは偶然ではない。9安打5失点でも予定の7回を96球。打たれても投球テンポが変わらないから味方は攻守にリズムが保てる。2つの併殺でピンチを脱し、2度の逆転劇。シーズンでもこんな試合が見られるだろう。(スポーツキャスター)

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