日本ハム3年目「打つ方は小学生並」も自慢の足で初の開幕1軍

[ 2011年4月11日 12:08 ]

守備練習で軽快な動きを見せる中島

 日本ハムの中島卓也内野手(20)が初の開幕1軍メンバーに心躍らせた。12球団の開幕メンバーが10日に公示され、高卒3年目の野手が初のベンチ入りをゲット。代走としても期待されるユーティリティープレーヤーが、4・12の西武との開幕戦(札幌ドーム)で人生最大の晴れ姿を夢見ている。

 はやる気持ちを抑えられない。初の1軍ベンチ、しかも開幕メンバー滑り込みという二重の喜びに、中島が声を震わせた。「不安よりハラハラといった気持ちです。今までは無観客試合ばかりですから。緊張すると思うけど集中して乗り越えていきたい」

 首脳陣が期待しているのは投手戦の均衡を打ち破る50メートル6秒ジャストの俊足だ。「打つ方は小学生並みかな」と苦笑する梨田監督は「チームに必要なのは代走としての足。守備もショートとかいろいろ守れるしね」と抜てき理由を明かした。中島も「足はアピールできるところ。出番に備えてベンチの中で投手の癖を見ながら準備するつもり。クイックとかけん制の速い投手はいるけど、走れると思います。涌井さんから盗塁を決められたら最高ですけど…」と開幕戦で大歓声を浴びる姿までイメージしていた。

 この日のフリー打撃前には梨田監督から直接指導を受けた。「本当にありがたい。自分は打席に立つことが少ないけど結果が全てですから」。その上で「もしチャンスをもらったら最初のストライクから振る意識を持ちたい」。練習終了後は居残りティー打撃で汗を流すなど必死だった。

 昨年は右足首じん帯損傷で2軍生活を余儀なくされた。今季もキャンプ終了後の2月28日に鎌ケ谷行きを命じられたが、3月初旬に再合流すると、サバイバルを勝ち抜いた。「賢介(田中)さんや小谷野さん、二岡さんが戻ってきてダメかと思ったけど…。今は自分のできることをやるだけ。開き直れたら逆にいい結果が出ると思います」。1メートル76、69キロの小さな若武者が声を大にした。

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