卓球・水谷「冒険はここまで」現役引退、目の不調治らず 後輩に思い託した

[ 2021年8月8日 05:30 ]

卓球メダリスト会見で金と銅メダルを手にする水谷
Photo By 代表撮影

 東京五輪の全日程を終えた卓球男女の日本代表6人が7日、一夜明け会見を行い、男子の水谷隼(32=木下グループ)が現役を引退する意向を示した。今大会は伊藤美誠(20=スターツ)と組んだ混合ダブルスで金メダル、男子団体で銅メダルを獲得。それでも数年来悩まされている目の不調を理由に「今の自分としては完全に卓球から離れると思う。(目が)完治するなら40、50歳までやりたいが、治療法もない。悔しいけど、自分の冒険はここまでかなと思います」と神妙に語った。

 五輪4大会連続出場の水谷は「集大成」として今大会に出場し、混合ダブルスで中国勢を破って日本勢初の頂点に立った。「中国選手は大きな壁だが、破ったのも事実。これからの若手は中国を倒せるという期待を持っている」と自身の活躍に胸を張り、「張本が素晴らしい活躍をした。パリ五輪ではぜひ頑張ってほしい」と後輩に思いを託した。

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2021年8月8日のニュース