東京五輪閉会式 空手形金・喜友名諒が日本の旗手 日の丸手に先頭で入場

[ 2021年8月8日 20:14 ]

<閉会式>日本の旗手を務めた空手・形金メダリストの喜友名(撮影・会津 智海)
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 東京五輪は8日、17日間の全日程を終え、無観客の東京・国立競技場で閉会式が行われた。閉会式では各国の旗手が一斉に入場したが、日本は空手の男子形で金メダルを獲得した喜友名諒(31=劉衛流龍鳳会)が日の丸を手に入場。開催国の存在感をアピールした。

 世界選手権3連覇、全日本選手権9連覇、国際大会のプレミアリーグ通算19勝がギネス世界記録に認定されるなど、空手界で数々の金字塔を打ち立ててきた“絶対王者”の喜友名。6日に行われた形男子の決勝では、劉衛流の中でも最も難易度が高く、繊細とされる「オーハンダイ」を披露し、沖縄県出身者として初の金メダルを獲得した。

 空手は今大会で悲願の五輪種目採用を果たしたが、次の24年パリ大会は除外。28年ロサンゼルスでの再採用を目指し、金メダリストが世界にアピールした。

 ◇喜友名 諒(きゆな・りょう)1990年(平2)7月12日生まれ、沖縄県出身の31歳。5歳で空手を始め、全日本選手権は12年から9連覇、世界選手権は14、16、18年と3連覇中。18年2月を最後に国際大会で負けがなく、19年はアジア選手権4連覇を果たした。沖縄・興南高、沖縄国際大出。劉衛流龍鳳会。1メートル70、78キロ。

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