大迫傑「次は誰かがやるんじゃない、君がやるんだ!」 現役ラスト走終え次世代ランナーへメッセージ

[ 2021年8月8日 15:11 ]

<東京五輪 男子マラソン>ゴールした後、感極まって涙を流す大迫(撮影・西海健太郎)
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 8日の東京五輪男子マラソンで6位入賞を果たした大迫傑(30=ナイキ)が自身のインスタグラムを更新し、“未来の五輪ランナー”へエールを送った。

 大迫はこの日午前に札幌市内の周回コースで行われたレースで、30キロまで先頭集団でレースを進めると、その後集団から離れたが35キロ過ぎに2人を抜いて6位に浮上。ゴール前の直線では、ガッツポーズを見せつつ沿道の歓声に手を上げて応えながら笑顔でゴールに飛び込んだ。

 今回のレースを最後に現役引退する大迫は、レース後にインスタグラムを更新。「多くの日本メダリストが誕生した東京オリンピック。それに比べると僕の結果はちっぽけかもしれません。でも、今まで真っ直ぐに頑張ってきた自分に、そして今まで僕の『真っ直ぐ』を倒れない様に支えてくれた人たちに、誇れるレースが出来た。その事が僕にとっては何事にも変えがたい勝利です」とつづり、晴れやかな心境を明かした。

 続けて「そして、これから新しい一歩を踏み出していくランナーや子供達の背中を少しでも押せたのなら嬉しいです。次は誰かがやるんじゃない、君がやるんだ!」と五輪を目指すランナーや子どもたちへ力強いメッセージ。フォロワーからは「お疲れ様でした」の労いが殺到している。

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2021年8月8日のニュース