帰国済み!? カザフスタンの「妖精」は閉会式に現れず… SNSで現役続行示唆

[ 2021年8月8日 22:25 ]

東京五輪第8日 陸上 ( 2021年7月30日    国立競技場 )

陸上三段跳び予選に登場したルイバコワ(ロイター)

 妖精は閉会式に現れず─。7月23日の開会式でドレスのような民族衣装をまとって行進し、「お姫様」、「妖精」と話題になったカザフスタンのオリガ・ルイパコワ(36)は、8日の東京五輪閉会式に姿を見せなかった。

 ルイパコワは7月30日、女子三段跳びに出場して13メートル69(追い風0・3メートル)で予選落ち。08年北京で銀、12年ロンドンで金、16年リオデジャネイロで銅を獲得した実力者だけに、「何が起こったのか分からない。コンディションは良かったけど、不運にも望むような結果にならなかった」と悔しい表情を見せていた。一方で入場行進が話題になっていることは、本人も自覚。「ファンが喜んでくれてうれしい」と語っていた。しかし、今大会では選手村での感染拡大リスク、地元住民への感染拡大を最小限に抑えるため、競技開始の5日前以降に到着し、終了後48時間以内に帰国することが原則とされていた。ルイパコワは競技終了から閉会式まで9日間もあったため、家族の待つカザフスタンに帰国していたようだ。

 そんな中、ルイパコワは自身のインスタグラムを更新し、一部での引退報道を否定して、現役続行を示唆した。「戦いの後、アスリートは常に休息し、体を回復させる必要があります」と休養を宣言。その上で、「年齢を問わず、アスリートはいつでもスタートできますし、私も準備します」と意欲を口にした。

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