早田ひな ライバルであり親友でもある伊藤美誠への思いつづる 「沢山の勇気と感動をもらいました」

[ 2021年8月9日 03:04 ]

早田ひな
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 卓球の早田ひな(21=日本生命)が9日までに自身のインスタグラムを更新し、ライバルであり、仲間でもある伊藤美誠(20=スターツ)への思いをつづった。

 早田は「卓球日本代表の皆さん、メダル獲得おめでとうございます」と祝福。「今回リザーブという立場で東京オリンピックを経験させていただきました。ミックスダブルス、シングルス、団体と13日間、沢山の人の緊張、勇気、悲しみ、苦しみ、喜びその他にも沢山の感情を間近で見て、自分の肌で感じさせてもらいました」と刺激を受けた様子をつづった。

 また「今回サポートに回ってみて感じたことは、自分一人の力では絶対に強くなれないし、この舞台には立てないということです。監督、コーチ、スタッフが常日頃から選手が勝つためにどれだけの想いで指導をして、どれだけの想いで一つ一つの技術や人間力の指導をしているかを身に染みて感じました」とした。

 オリンピックでリザーブとして参加し、支える大切さを学んだという早田は「そして同時にそんな想いで私を17年間指導してくださった方々の顔を思い浮かべると本当に頭が下がる思いです。今回この気持ちを自分の肌で感じることが出来たからこそ、お世話になった方々へ恩返しをしたい気持ちがこれまで以上に強くなりました」と感謝の思いがこみ上げた。

 「人としてもっともっと成長し、皆さんの期待に応えられるような、今卓球を始めた子達に大きな夢を与えられるような人になりたいと思っています。そしてこれまで関わってくださった皆様、いつもいつもSNSや会場で応援してくださってる皆様に感謝し、また新たに一つ一つ色々な壁を乗り越えていきたいと思います。引き続き応援宜しくお願いいたします」と感謝した。

 そして「ここからは美誠への思いです」とし「ライバルであり親友でもある美誠には本当に沢山のことをこの2週間で教わりました。あんな小さな身体で毎日毎日ラケットを振り、究極を目指して頑張る姿、自分が納得いくまで練習をやめない姿をいつもいつも隣で見てきました。その頑張りを1番近くで見ていたからこそミックスで金メダルを取ったときは『良かった!!やっと神様が美誠にご褒美をくれた!!』と思い涙が止まりませんでした」と伊藤の金メダル獲得を自分のことのように喜んだ。

 そして「でもその私に見えていた部分はほんの3割ぐらいしか無かったと思います。誰も見ていないところで必死に自分自身と戦い、合っているのか合っていないのか分からない道をただひたすら前を向いて突き進んでいたと思います。今回私は彼女に沢山の勇気と感動をもらいました。親友でもありライバルでもある、お互いに切磋琢磨しながら強くなっていける存在がいることに感謝したいです」と伊藤への思いを記した。最後に「おみま!!ゆっくり休んでね」「いつもいつもありがとう」と締めくくった。

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