高橋大輔 流血ラストSPで魅せた、沸かせた、笑わせた「あと10年若かったら」

[ 2019年12月20日 21:22 ]

フィギュアスケート全日本選手権第2日 ( 2019年12月20日    東京・国立代々木競技場 )

<フィギュア全日本選手権第2日>男子SP、フィニッシュを決める高橋大輔。右手からは出血が見られた(撮影・小海途 良幹)
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 男子ショートプログラム(SP)で、今大会を最後にアイスダンスに転向する高橋大輔(33=関大KFSC)はジャンプの失敗が響き、65・95点で14位だった。ロック調の曲に合わせて、スタートから激しい振り付け。1本目の3回転連続ジャンプ、フリップ―トーループで「つまった」ことで、歯車が狂った。

 「ヤバイと思ってしまった。そこから(3回転)アクセル、あの流れでのアクセルは練習でも決まっていなかった。やってしまったと思った」

 表現力でカバーしようと試みたが、これが思わぬ逆効果を生んだ。「動きすぎて足に来てしまった」。場内が“ワンチーム”になって手拍子を送る一方で、5度のVを誇る実力者は「なんとか動いてくれー」とアップアップだった。3回転ルッツは転倒。フィニッシュともに氷に両手を付けた。疲れた―。思いが見る者に伝わった。

 取材エリアには、右手薬指を出血させた状態で姿を見せた。「なんで切れたんだろう」。無我夢中でラストダンスのSPを滑り切った。「あと10年若かったら、もうちょっとできたかな」。味のある言葉で報道陣を笑わせつつ、「フリーでなんとか挽回したい」と、有終の美を誓った。

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