羽生、4年ぶり全日本で圧巻SP首位発進 “世界新”110・72点 宇野が2位追走、高橋14位

[ 2019年12月20日 20:57 ]

フィギュアスケート・全日本選手権第2日 ( 2019年12月20日    東京・国立代々木競技場 )

男子SP、演技を終え小さくうなずく羽生(撮影・小海途 良幹)
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 フィギュアスケートの全日本選手権は20日、男子ショートプログラム(SP)が行われ、4年ぶり5度目の優勝を狙う羽生結弦(25=ANA)が110・72点で首位に立った。今大会は国際連盟公認大会ではないものの、18年ロシア杯で自身が記録した世界最高の110・53点を上回る得点を叩き出した。大会4連覇が懸かる宇野昌磨(22=トヨタ自動車)が今季自己最高の105・71点で2位につけ、今大会を最後にアイスダンスに転向する高橋大輔(33=関大KFSC)は65・95点で14位だった。

 第4組の最後、23番滑走で登場した羽生は、トーループの4―3回転を決めるなど圧巻の舞いを披露。非公認ながらも18年ロシア杯で自身が記録した世界最高の110・53点を上回る110・72点をマークし、首位発進を決めた。

 16年はインフルエンザ、17、18年は右足首負傷のため立たなかった日本最高峰の舞台。演技を終えた五輪王者は「まずは一歩進めたかなと思う」と手応えを語り、「落ちついて、自分のできることは何なのかと見極めながらしっかり調整したい」とフリーの演技を見据えた。

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