羽生結弦さあ4年ぶり全日本 マイナーチェンジSP予行で全ジャンプ着氷

[ 2019年12月20日 09:51 ]

<フィギュア全日本選手権第2日>午前の練習に臨む羽生結弦(撮影・小海途 良幹)
Photo By スポニチ

 フィギュアスケートの全日本選手権(東京・国立代々木競技場)に4年ぶりに出場する男子の羽生結弦(ANA)が20日午前、公式練習で同日午後開始のショートプログラム(SP)に向けて調整した。羽生は午後7時55分に登場する。

 練習序盤はジャンプで回転が抜けるシーンが目立ち、体が重そうに映ったが、SP曲「秋によせて」を流しての滑走では4回転サルコー、トーループの4―3回転、トリプルアクセルとジャンプを全て着氷。これまでは一番最後に4―3回転を跳ぶ構成だった。連続ジャンプはGPファイナルでミスをするなど「はまらない」と漏らしており、体力面も考慮してアクセルと順番をチェンジするもようだ。

 16年はインフルエンザ、17、18年は右足首負傷のため立たなかった日本最高峰の舞台。「居場所なかったらどうしよう」と18日の開会式前は緊張していたが、高橋大輔(関大KFSC)や同学年の田中刑事(倉敷芸術科学大大学院)らと和やかに話すことで緊張はほぐれた。

 開会式後の取材では「楽しかったです」とした上で、「あとはもう、ここからは試合なんで、みんな敵だと思っているんで、しっかりぶつかっていきます」と闘志を高めた。日本のライバルを撃破するため、羽生が準備を整えた。

続きを表示

この記事のフォト

2019年12月20日のニュース