W杯開幕白星から一夜明け リーチ「いい大会になる」、田村「緊張して死ぬかと」

[ 2019年9月21日 11:48 ]

ラグビー日本代表会見 ロシア戦を振り返る田村(左)とリーチ(撮影・吉田 剛)
Photo By スポニチ

 ラグビー日本代表のフランカー、リーチ・マイケル主将(30=東芝)と、SO田村優(30=キヤノン)が21日、都内で会見をした。前日のW杯開幕ロシア戦を30―10で勝利。4トライ以上のボーナス点を得た。田村は、開幕戦の重圧を改めて振り返り「緊張して死ぬかと思った。ミスはあったけど、ボールを動かす時間もたくさんあった。緊張から解き放たれて、次の方がもっと楽しみだと思う」と次の28日の世界ランキング1位、アイルランド戦に目を向けた。

 リーチは、4万5745人が入ったスタジアムを思い出し「満員のスタジアム。白と赤のジャージーでとても感動しました。(試合後に)安倍総理もロッカールームに来てくれた。日本の盛り上がりを感じます。道を歩いていて、声をかけられる。ファンが多くて、これからいい大会になる」と、声援に感謝をした。

 3点を返されて20―10となった後半23分、反則で得てPGを選択した。タッチラインに蹴って、ボーナス点が得られる4トライ目を狙う作戦もあったが、逆風の中40メートルという難しいショットを選んだ。鮮やかに決めた田村は「リーチが勇気を持たせるチャンスをくれて良かったです。プレッシャーに向き合うチャンスをキャプテンにもらいました」と振り返った。縮められた点数を引き離すと同時に、今後を見据えて、主将があえて厳しいシチュエーションで蹴らせた狙いを感じさせた。

続きを表示

2019年9月21日のニュース