南ア 英雄にささぐ白星を 95年唯一の黒人選手ウィリアムズ氏死去

[ 2019年9月21日 06:15 ]

ラグビーW杯1次リーグB組 ( 2019年9月21日 )

試合前日会見をする南アフリカ代表のコリシ主将(撮影・中出健太郎)
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 1次リーグB組のニュージーランド(NZ)―南アフリカは21日、日産スタジアムで行われる。3度目の世界一を目指す南アは20日、会場で約1時間調整した。フランカーのコリシ主将は「最高の準備ができた。いいスタートを切りたい」と意気込んだ。15年大会は初戦で格下の日本に番狂わせを許し、波に乗り切れずに3位。コリシ主将は「あんなスタートは切りたくない。我々にとって大きな出来事で、過去から学ばないといけない」と言った。

 95年大会、唯一の黒人選手として初優勝に貢献したWTBチェスター・ウィリアムズ氏が今月6日、心臓発作のため49歳で急死。チームは番号の部分にウィリアムズ氏の肖像を入れたジャージーを着用するという。代表初の黒人主将となったコリシは「我々の扉を開いてくれた存在。感謝の気持ちを表したい」と決意表明。ウィリアムズ氏が決勝で倒したNZを初戦で破り、新たな歴史を刻む。

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