決まれば逆転も…アルゼンチンFBボフェリ無情のPG失敗 マテラ主将「彼の能力を信じて選択した」

[ 2019年9月21日 20:48 ]

ラグビーW杯1次リーグC組   フランス23―21アルゼンチン ( 2019年9月21日    味スタ )

<フランス・アルゼンチン>後半、空中で競り合うアルゼンチン・ボフェリ(左)とフランス・ペノー(撮影・西尾 大助)
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 1本のキックが明暗を分けた。後半40分、アルゼンチンはゴールポストから約50メートル離れた地点でPGを選択。決まれば逆転だった。キッカーはFBエミリアーノ・ボフェリ(24)。しかし、右足から放たれたボールは無情にもゴールポストの間を通過しなかった。

 ただ、主将のFLパブロ・マテラ(26)はPGを選んだことを後悔していない。「エミーはキックの上手い選手。50メートル以上の地点からでも決められるし、素晴らしいキッカーだと信頼している。彼の能力を信じてPGを選択した。もし再び同じ状態になっても、同じ判断をする」。屈強な男たちを束ねるキャプテンは、力強く断言した。

 イングランド、フランスと同居する“死の組”で黒星発進。前回大会4強のアルゼンチンにとって厳しい結果を突きつけられたが、その絆は揺るがない。28日のトンガ戦で今大会初勝利を手にし、1次リーグ突破への希望をつなぐ。

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